■これまでのザウルスはどのように購入したか
PI3000(初代ザウルス)
発売されてからしばらくして、ザウルスという電子手帳(当時はこの程度の認識)がディスカウントショップに並んでいたので購入したはずです。
多分4万円程度で購入したはず。
この時はまだサラリーマンしていたので名刺管理やスケジュール管理に愛用してました。
メインマシンは東芝のDyna BookシリーズのVGAクラス(まだ日英DOSだった頃)やJ3100のデスクトップサイズ(定価で100万円ぐらい)とかを使ってWindwos 3.1などで企画書作りなどの仕事をしてました。
リンクソフトに関しては記憶が曖昧ですが、PAシリーズの頃に「パソコン電子手帳くん」とかいうソフトを購入して、それをPI3000でも使っていたような記憶があります。(この間ケーブルだけ発見した(^^;)
PI3000時代はあまりデータリンクという意識はしていませんでした。
PI5000FX
PI3000は後に売り飛ばして紙の手帳に戻っていたのですが、アスキーがNIFTYなどで展開したオンライン小説販売の懸賞(ボヘミアングラスストリート by 平井和正)でPI5000FXが当たったのでまたザウルス生活を始めました。
活用頻度が最も高かったのもこの頃です。
2400BPSながらNIFTY通信ができたり、最低限のメール送受信ができて各種実験ができました。
アドイン開発もできるとの事だったので開発キットを購入し、通信ケーブル他も揃えてフル装備のザウルスシステムの完成を見ました。
アドイン開発時の苦労からZauBASEを作り始め、undocumentedなザウルスの情報収集の結果、当時としては画期的だったWindows 版アドイン転送ツールを作成し配付を行っています。
この頃からNIFTY SERVEのFZAURUSなどでQ&Aに答えるようになり、ザウルス的知識が集約されました。
PI5000はその後、弟が壊したPI4000と交換しました。
PI7000
PI6000は本来購入すべきだったと反省している機種なのですが、この機種からパソコンビューアが搭載されています。
後にZauBASE PCVというパソコンビューアダウンローダを開発するのですが、もし、PI6000が手元にあればもっと早くPCVの開発ができたかもしれません。
PI7000を購入したのはパソコンビューアダウンローダ開発のためと言っても過言ではありません。(注:当時シャープさんが公開していたパソコンビューアはExcel4.2 対応でExcel5/95/97などには対応していなかった)
この手の転送プログラムを組む場合、転送プロトコルの把握のため実機の通信解析や試作プログラムとの間の通信を行う必要があります。
ZauBASE PCVを作った時思ったのは「何でこんな簡単なことがシャープさんにできないのだろう?」でした。
よほど面倒なプロトコルや内部処理をしているのかと思っていたのですが、Excel側はVBAで作成できたし、通信プログラムなど無手順汎用ターミナルと一緒でした。
PI7000は今でも手元に残してあり、アドイン実行マシンとして利用しています。
ICカードが使えないというデメリットはありましたが、2MBのフラッシュメモリが搭載されており、データのバックアップやアドインの登録に活用できました。
歴代PI系ザウルスの中で最も優れた機種ではなかったかと考えています。(ICカードを必要としなければ)
MI-10
悪名高きカラーザウルスですが、発売予定日に秋葉のラオックス電子文具館に行き、買おうとしたところ影も形も無い状態でした。
実際に入手できたのは発売予定とされてから1ヶ月も経った頃です。
カラーになったザウルスとして期待していたのですが、PIMとしてはほとんど利用していません。(遅いの一言)
高価なデジカメとして利用していたに過ぎません。
この時代のMIシリーズに対する不信感からMIシリーズ向けのZauBASE開発を止めたのがシリーズ中断の一つの原因です。
ただし、ネタとしては豊富な機種で発売延期問題、バグ騒動、PIAFS対応など様々なことを経験させてもらいました。
ただし、大きな液晶というのは見やすくて今はゲームマシンとして余生を送っています。
PI-8000
PI-8000も発売と同時に購入しました。
この時もラオックス電子文具館で購入したのですが、当初午前中入荷が午後になり、入荷するまで秋葉原をさまよっていたという思い出があります。
この機種も発売直後に大バグがあり、かなり早い段階で修正プログラムが配付されましたが、私のPI-8000はタッチパネル割れに伴う修理中で、返ってきたらバグ修正が完了していたという状況でした。
この後、PIAFSが開始されCE-PA1Aによるバージョンアッップなどを経験しています。
ただ、PI-8000もザウルスの中では異端的な存在でワイド画面は改善と見ましたが、右側のタッチキーが省略された点は使い勝手に大きな悪影響を与えたと思っています。
また、筐体強度の問題にも疑問があり、タッチパネルの破損に続き蓋の付け根部分が破損するなど私の所持するザウルスシリーズの中ではあまり良い印象はありません。
PI8000時代でもPI7000の稼働時間の方が長かった気がします。
MI-506/504
初代パワーザウルスです。
この時はNIFTY SERVEのFZAURUSにおいてパワーザウルス会議室が増設されることがきまっていたため、そのボードオペを引き受ける引き替えにMI-506の貸し出しを受けることになりました。
ところが発売予定を過ぎてもMI-506は届かず、慌ててMI-504を購入してQ&A対応をしていました。(ただし、秋葉原でも本来の発売予定から1週間遅れの出荷だったようです)
この頃からホームページを本格的に構築し始めています。
MI-506を借りたという点が、その後の私のザウルス活動に与えた悪影響も大きく、CE-KT5紹介ページ閉鎖事件、雑誌記事の連載中止事件、NIFTY SERVEのFZAURUS担当シャープ社員とのトラブルなどユーザーの代表として活動する事の難しさ(というより、シャープというメーカーとつき合うことの難しさ)を感じています。
結果的にFZAURUSのボードオペは辞めて自由な身となり(MI-506は返却)し、現在のホームページの体裁が整ったので結果オーライかな(^^?
ひも付きだと「ザウルス言いたい放題」や「シャープさんに一言」などはできなかったでしょう。
MI-506を返却したので、再度中古でMI-504を入手しMI-500系のサポートや技術開発などに利用しています。
MI-610
MI-100シリーズの頃は丁度ホームページ閉鎖事件(VSシャープ事件か(^^?)の影響で本業にまで悪影響が及び体調を崩したためしばらく入院していました。
そのため、MI-100系は購入に至っていません。
今なら中古で2万円程度なのでコレクションとしては購入するかもしれません。
パワーザウルス2は発売直前から詳細に情報分析をすすめ、これまでのMIシリーズの欠点をかなり改善した機種と判断し、即時購入しました。
速度的な問題と、メール周りの問題がかなり改善され現在のメインマシンとして愛用しています。