Access97とパーソナルデータベースとの間で相互にデータ交換することができます。
データベーステーブルに応じてAccessのフォームを自動作成します。
１データベース単位、１データ単位で送受信できます。
データを直接送受信できる他、パソコンデータとしてＣＳＶ形式のデータを作成することができます。（主にフラッシュカード経由のため）
■押さえどころ
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パワーリンク for Microsoft Access97はMicrosoft
Access97のアドインソフトです。 Access97とパーソナルデータベースとの間で相互にデータ交換することができます。 データベーステーブルに応じてAccessのフォームを自動作成します。 １データベース単位、１データ単位で送受信できます。 データを直接送受信できる他、パソコンデータとしてＣＳＶ形式のデータを作成することができます。（主にフラッシュカード経由のため） |
| MS-Access97が無いと利用できません。 |
■パワーリンク for Microsoft Access97
パワーザウルスのパーソナルデータベースのデータをAccess97のデータとして取り込むことのできるようにするAccess用アドインソフトです。
パーソナルデータベースの全ての項目に対応できます。（画像も含めて）
Access側で作成したデータベースをパーソナルデータベースのデータに変換してザウルスに転送することができます。
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パーソナルデータベース データリスト画面です。 |
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Access97データテーブル パーソナルデータベースの各項目がそれぞれのフィールドに変換されています。 |
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パーソナルデータベース データビュー |
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Access 97データビュー |
■データ変換仕様
| パーソナルＤＢ | 表示形式 | Access97 | 書式 |
| フリー | メモ型 | ||
| 読み | メモ型 | ||
| 数値 | コンマなし | 数値型 | |
| コンマあり | 数値型 | コンマ無しに変換 | |
| 英数記号 | メモ型 | ||
| 写真 | OLEオブジェクト型 | パーソナルDBの画像をBMP型に変換 | |
| 日付 | 年月日 | 日付(L) | |
| 年月 | 日付(L) | ||
| 年月日時分 | 日付（標準） | ||
| 時分秒 | 時刻(L) | ||
| 時分 | 時刻(S) | ||
| 所有者参照 | 個人名 | メモ型 | |
| 会社TEL | メモ型 | ||
| 会社FAX | メモ型 | ||
| 自宅TEL | メモ型 | ||
| 自宅FAX | メモ型 | ||
| 携帯電話 | メモ型 | ||
| ポケベル | メモ型 | ||
| メールアドレス | メモ型 | ||
| 会社名 | メモ型 | ||
| 所属 | メモ型 | ||
| 役職 | メモ型 | ||
| 会社会社郵便 | メモ型 | ||
| 会社住所 | メモ型 | ||
| 自宅郵便 | メモ型 | ||
| 自宅住所 | メモ型 | ||
| 誕生日 | メモ型 | ||
| 備考 | メモ型 |
■使い心地
パワーリンク for Access自体は良くできており通常の利用で困ることはありません。
ザウルスとAccess間のデータ通信そのものは簡単です。
しかし、Accessでデータベースを作る、操作するという作業そのものに難しさを感じるユーザーも多いはずです。
またAccess97を所持しているユーザーというのはWindows95ユーザーの中でも半数はいないような気がしています。（これは通常のプレインストールマシンでWord,Excel,Outlookは入っていてもAccessは別途購入するような構成になっている場合が大半だからです）
データベースも表形式でデータ定義してExcelと同じような入力を行うのでとっかかりとしては簡単ですが、テーブルやフォーム、クエリーといった専門用語が入ると難易度が上がります。
Excelのアドインなどで利用できるユーザー層を拡大する方向での対応が待たれます。
■パーソナルデータベース対応プログラムは組めるか？
ザウルスプラザでパーソナルデータベースフォーマットについて公開されていますが、データ構造は特に問題なくマニュアルに従ってコンバータ等を書けば何とかなります。
問題なのが画像フォーマットで、GIFを扱うソフトを作って公開する場合にはライセンスが必要となるはずで（私が許諾を受けた時はCompuServeだった）結構面倒な手続きとなります。
また、公開されている情報はあくまでもデータ構造に関してであり、具体的なプログラムに関してはヒントすらありません。（少なくともVB,VBAによる例は欲しい）
一番困るのはどのようにしてデータをパソコンに転送するかでしょう。
フラッシュメモリカードがあればCSV変換してそれをパソコンで開くこともできますが、通信でやりとりする場合には通信ソフトに関する知識も必要となります。
こういった基本部分はシャープが無償でソフトを提供するぐらいの度量を見せないといくら情報公開してもユーザー側がそっぽをを向いてしまうような気がします。
OCXで通信部分、3to4変換部分など難しそうな部分を提供してくれればもう少しユーザーサイドプログラムが公開されると思うのですが(^^;
パワーリンク for AccessのVBAプログラムだけでも公開されると理解度が高まるはずです。
■ちょっとだけundocumented
Windws NT4.0にパワーリンク for Outlookをインストールした場合、ザウルスからのデータは正常に受信できますが、画像が含まれていた場合変換に失敗してエラーになります。
これはWinNTとWin95のAPIかDLLの問題と見ていますが、Win95で正常に変換できたデータベースをWinNTで開いて表示したり、そのデータをザウルスに転送することは問題ないため、あと一歩のところで利用できないようです。
特にAccessユーザーはビジネスユーザーが多く、そのＯＳもWinNTの場合が多いためできれば対応してほしいものです。