■FAQに関する補足説明
MI-C1に搭載されている反射型液晶は「スーパーモバイル液晶(HR-LCD)」と呼ばれています。
初めて搭載されたのはBI-H318:ビジネスザウルスです。(1997年4月頃)
ビジネスザウルスは一般の販売店店頭には並ばず業務用ザウルスとして法人営業部扱いで販売されていました。
反射型液晶はバックライトを搭載しないため厚みが薄いというメリットがあります。
また、バックライトは消費電力が大きいため電池の消耗が激しいのですが、ライト類を搭載しないHR液晶を搭載する機器は長時間運用が可能になります。
デメリットとしては暗いところでは見えないということです。
写真提供 シャープ株式会社殿透過型(バックライト)液晶とHR液晶厚さの違いの秘密 初代スーパーモバイル液晶は反射率やコントラストが低く屋外などの明るい場所でのりように関しては問題無いものの室内のやや暗めの場所では表示されている内容が確認しにくいと言う問題がありました。
そこで、後に「フロントライト」が搭載され暗い所でも見えるようになりました。
一般向けとして初めてHR液晶を搭載したのがカラーポケットです。
カラーポケットに搭載されたHR液晶も第一世代のものです。
フロントライトOFFの状態
撮影時の状態ではかろうじて表示内容は見えるものの快適に利用できるというレベルではありません。
フロントライトONの状態 フロントライトをONにすると通常のバックライト液晶より鮮明さに欠けるものの表示内容の確認や入力に関しては問題無くできます。
明るいところでの視認性に問題はないものの室内など暗いところでは見えにくいためフロントライトの点灯時間が長めとなり電池の消耗が早くなるという問題がありました。
第二世代のHR液晶となってからは反射率やコントラストも改善され、バックライトやフロントライトなどの補助光源無しに室内での利用も可能となりました。
MI-C1に搭載されたHR液晶なら本が読める程度の明るさがあれば視認性に問題はないと思われます。