■縁の下の力持ち
フォトメモリは専用デジカメで撮影した画像の登録場所であったり、クイックメモの保存先であったりします。
単体でイラストなど書くこともできますが、ザウルスの中では縁の下の力持ちといったところでしょう。
通称フォトメモリーなのですが、もう一つの呼び名として「手書きメモ」というものがあります。
手書き文字を文章として管理するならインクワープロがありますが、手書き文字のまま画像としてメールに添付してしまうなどの」場合には手書きメモが有効活用できます。
なお、イラストを書く場合手書きメモにはレイヤーの概念は無いし、undo機能も無いためMOREソフトによるドローツールなどを使う方が良いでしょう。
■フォトメモリーの仕様
画像 | サイズ | 色数 | ファイルタイプGAZOU |
デジカメ大 | 640x320 VGA | 65,000色(16bit) | JPEG |
同 中 | 320x240 1/4VGA | 同上 | 同上 |
同 小 | 160x120 1/16VGA | 同上 | 同上 |
手書きした絵、クイックメモ | 320x200 | 256 (8bit) | GIF |
FAX受信データ | 1,024x1,280以下 | 2 | GIF |
パソコンの画像を読み込む場合 | |||
PC画像データ | GIF 2,048x2,048以下 | 256以下 | GIF |
同上 | JPEG 2,000x2,000以下 | フルカラー(24/32bit) | JPEG |
■フォトメモリの機能
フォトメモリ上ではデジカメ画像、手書き画像、Web等から取り込んだ画像の表示/加工を行います。
・デジカメ画像の表示
縮小表示 この例は1/4VGA(320x240)ですが、VGAサイズの画像などを1画面で表示するためのモードです。 |
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通常表示 1/4VGAの場合はこの画面で全体が表示できます。 VGAの場合はスクロールして全体を見ることができます。 |
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スライド表示 画面全体に画像を表示します。 |
・手書きメモ(イラスト)
手書きのメモやイラストを作成することができます。
ツール ちょっとしたペイントソフト並のツールが搭載されています。
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画像修正時に「ツール」にタッチすると表示されるメニューです。 | |
「ツール」中の「スタンプ」にタッチすると表示されるスタンプ画像です。 全部で(調査中)種類あります。 | |
範囲にタッチ後、画面上で範囲指定をするとメニュー内の項目が有効になります。 | |
描画色選択 250色程度は利用できます。 |
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線の太さ 細線、太線、極太があります。 |
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文字入力時のエディタ フォトメモリに文字を貼り込むエディタです。 文字色、背景色、文字サイズ、行間が選択できます。 |
・Webなどから画像を取り込む
ブラウザ上でWebを見ている時に「画像保存」機能を使い必要な画像を保存することができます。
その画像をフォトメモリに取り込んで活用することができます。
フォトメモリ応用例 Web上から地図などを取り込んで表示させることができます。 |
・メールに添付
フォトメモリ上の画像をワンタッチでメールに添付することができます。
メールに添付 撮影した画像をワンタッチでメールに添付して送信することができます。 |
・クイックメモ
ザウルス上の各機能から呼び出せるクイックメモで作成したデータはフォトメモリ機能で作成/保存されます。
クイックメモ アドレス帳やスケジュールで活用されるクイックメモは手書きメモの機能を使って書きます。 |
・フォトメモリ上の画像に対する各種処理
フォトメモリ上の画像に特殊効果をかけたり順番に自動表示させたり、他の機能の画像として利用することができます。
画像効果 画像に対して特殊効果をかけることができます。 |
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画像の加工 デジカメで撮影した画像や手書きメモした画像に対して各種エフェクト(フィルタ)をかけることができます。 |
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・スライドショー
スライドショーはフォトメモリ上の画像を順番に再生する機能です。
自動再生と手動再生(タッチすると次)の表示ができます。
この機能はMI-610/EX1で利用可能なビデオ出力カードCE-VP1を使った時に効果を発揮します。
スライドショーの設定 切り替え方法やタイミング、繰り返し再生に付いての設定ができます。 |
フォトメモリ上の画像を切り出してアドレス帳用の顔写真として利用することができます。
顔写真の切り出し 写真上の顔に該当する部分を大まかに丸く囲むと顔と思われる範囲で切り出しが行われます。 四角く囲む切り出し方法は顔写真でも有効ですが、顔写真以外での利用(建物などを顔写真代わりに利用)が多いようです。 |
顔写真切り出しの詳細はこちらをご参照下さい。
■オープニングの設定
フォトメモリ上に登録された画像をパワザウ2の電源を入れた時に表示される画像=オープニングデータとして利用することができます。
家族の写真、ペットの写真、イラストなど自由なものが選択できます。
ただし、写真のようにサイズの大きな画像をオープニングとした場合はオープニング画像表示のための処理時間がかかるため起動時間が長くなります。(メニューキータッチによるクイックセレクトで回避可能)
■パソコンとのデータ交換/FAXで送信など
ザウルスパワーコネクションを使ってザウルス上の画像とパソコン上の画像を相互に転送することができます。
双方向 | ザウルスパワーコネクション ●大量データの一括送受信向き PowerPIMM手順を利用してフォトメモリ上のデータを選択受信できます。 パソコン上のデータもパワーコネクションやザウルスボックス経由で送信することができます。 |
パソコンとのデータ交換の詳細はこちらをご参照下さい。