■ザウルスユーザーがこだわりを見せる統合辞典
これまでザウルスを使ったことが無い人は、ざうまがやE1関連会議室等で統合辞書問題が熱く語られているのを見て「なぜ?」と思う事があるでしょう。
統合辞典はザウルスのアイデンティティのようなもので、2000年初頭の対Palm大戦時にも「ザウルスの日本語機能の優位性」を語る武器として統合辞典が語られました。(Palmの辞書機能は貧弱だから)
統合辞典(MI-610の画面)統合辞典はPIシリーズ時代から搭載されているのですが、PI-3000/4000とそれ以降では仕様が違います。
PI-4500以降の統合辞典が現在のMIシリーズにまで使われている「学研辞書」ベースのものです。
搭載されていて当たり前の統合辞典ですが、E1以前にもMI-P1で搭載しなかった時には批判されたものです。
その後CF−ROMカードとして「グランド辞スパ」が発売され辞書機能が利用可能となりましたが、CFスロットを占有するという仕様のため使い勝手を落としています。
MI-P1に辞書を搭載したものとしてMI-P2(ビジネスアイゲッティ)が発売され、MI-P1ベースに辞スパを移植(漢字辞典を除く)したMI-J1(辞書ザウルス)も後に発売されています。
ザウルスと辞書は切っても切れない間柄なのです。
■統合辞典の中身
・国語辞典
・漢字辞典
・英和辞典
・和英辞典
統合辞典の特徴は「なぞって検索」機能です。
メールなどで不明な単語がある場合、その単語をなぞってから辞書機能を呼び出すと、その単語が検索語に自動入力されます。
検索結果をコピー&ペーストすることも簡単にできます。
また、4種類の辞書が一つになった統合辞典は単独の辞典としてもつかえますが、連携した使い方(マルチ辞書検索)もできます。
メール上の単語を選択
|
|
検索語
|
|
検索結果
|
|
貼込機能(置換機能)
|
■マルチ検索
辞典検索の結果から更にその中に含まれる言葉を検索語とすることができます。
マルチ辞書検索
|
|
検索結果
|
■マーカー
マーカー機能は英和辞典だけでなく、あらゆる辞典で使うことのできる機能です。
単語のマーク
|
|
マークリスト
|
|
マークされた単語の詳細
|
■辞書からの複写/貼込
検索した内容をなぞって複写して他の機能に貼込ことができます。
検索結果のコピー
|
|
メールに貼り込み
|
ベースは学研電子国語辞典で、その中から重要と思われる見出し語約45,200語からなる国語辞書です。
国語辞典の検索
|
|
検索結果の詳細表示
|
|
検索結果のリスト表示
|
|
熟語の表示
|
親字(見出し語になっている漢字)数 6,355字(JIS第一水準 2965字、第二水準3390字)が登載されています。
漢字の区別として「教育漢字」「常用漢字」「人名漢字」「旧字体」「異字体」があります。漢和辞書の検索は多彩な方法で行うことができます。
漢字検索
|
|
音訓検索
|
|
画数検索
|
|
画数検索の結果
|
|
部首/部品検索
|
|
総画数入力
|
|
組み合わせ条件入力
|
|
部品入力
|
|
検索結果
|
|
漢字の情報
|
|
異字体(標準体)
|
|
国語辞典での検索結果
|
学研電子英和辞典をベースに一般的な基本単語と使用頻度の高い単語を見出し語としています。
見出し語数 | 35,000 | 例文数 | 10,400 |
熟語 | 4,000 | 日本語訳語数 | 103,200 |
類語 | 1,400 | 注釈語数 | 10,300 |
対語 | 1,500 |
英和辞典の検索語入力
|
|||||
語尾検索
|
|||||
ワイルドカード検索
|
|||||
ワイルドカード検索結果
|
|||||
ブランクワード検索
|
|||||
ブランクワード検索結果
|
|||||
検索結果
|
|||||
熟語
|
|||||
例文
|
学研電子和英辞典をベースに一般的な日常生活に欠かすことのできない単語を中心とした見出し語となっています。
見出し語数 | 35,500 | 補足説明語数 | 6,000 |
派生語数 | 8,100 | 英語訳語数 | 47,300 |
和英辞書の見出し語検索
|
|
検索結果(詳細)
|