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機能

　アイクルーズには分類機能としての情報ファイルはありますが、MI-610などの用に棚としての情報ファイルはありません。

分類としての情報ファイルは存在しますが、棚としては存在しません。

新規に作成したり、削除することはできます。

◎情報ファイルの問題点

　情報ファイル機能はあるものの、それを一覧表示する「棚」に該当する部分が無いため、分類したデータをまとめて見ることができません。

　この機能不足はいろいろな局面で問題となりますが、特にクイックパスで取得したデータがどこにあるかを見つけにくくなります。

　情報にクイックにアクセスできてもその用法がどこにあるかクイックに発見できなければ意味の無いことです。

　99/05/10時点でアイクルーズには搭載されていません。

　デイリープランは指定された日付と関連するスケジュールやアクションリスト（TODO)、画像などのデータを一覧表示する機能です。

　MI-310から始まった新型スケジュールが搭載されています。
　スケジュール画面から新規アクションリストが入力できなくなっています。（表示や修正は可能）

１ヶ月カレンダー上にスケジュールを表示できるようになりました。

１欄に４文字x３行の表示ができます。

　いわゆるＴＯＤＯとか仕事と呼ばれる機能です。　重要度と期限を指定してスケジュールに反映させます。

　アクションリスト機能そのものはあるのですが、MI-310以降のザウルスではスケジュールから直接アクションリストを入力することができなくなっています。　アクションリストとスケジュールは同じレベルで相互に行き来できるような仕様のほうが使い易いと思うのですが．．．

　この部分は「ザウルスらしさ」の残る出来です。
　アイクルーズでは画面サイズを活かし文字サイズを小さくすると表示できる行数が増えます。

　ＶＧＡという画面サイズが有効に使えるならもっと表示行数などが増やせると思うのですが．．．

　インクワープロには２つの使い道があります。
１．手書きしたものをあとから清書する速記機能
２．テキストデータを保存しておき任意の機能で参照する「インクワープロ参照機能」

　両者ともよく使う機能なのですが、特にインクワープロ参照機能は定型文の入力やインターネット上の掲示板への書き込みなどで利用するため、この機能が無いと非常に困る場合があります。

　ごく初歩的なテキストデータベースです。
　あらかじめ定義されたフォームが40種類近く用意されているほか、自分で定義することもできます。

　PIシリーズのころからメモ代わりに利用されることが多かったため、アイクルーズの未搭載は困った問題となり、乗り換え阻害要因となっています。

　ただし、ＭＹコンテンツで代用できる部分も多くツール整備が進めばレポートが無くても困らないと思います。

　文字修飾が可能なワープロです。　文字サイズは小、中、大のサイズがあります。

　データをRTF形式で出力できるため、パソコン上のワープロでRTF形式が入出力できるものとデータ互換性があります。（ただし、画像や罫線データは無視されます）

　フォトメモリでは１行程度のコメントしか記入できませんでしたが、電子アルバムでは商品説明などを記入することができます。

　ただし、画像データの移動などの面を考えるとフォトメモリーの方が機能が豊富です。

　従来はパーソナルデータベースとされていたものがＭＹコンテンツとしてリニューアルされました。
　99/05/10時点では新規フォームの定義ができないため利用価値が低いです。

　Excelと一部互換性のある表計算プログラムです。
　99/05/10時点では搭載されておらず、将来的にＭＯＲＥソフトとして販売されるとか。

　地図の表示にVGAサイズ画面のメリットを発揮しています。　スクロールボタンとの連動も良好で言うこと無しです。

　ただし、画像サイズがかなりおおきくなるためメモリを食うことと、地図データの転送に想像以上の時間がかかります。