■これから始まる天国への階段か?、悪夢への第一歩か?

◆Ver 0Fへのアップデータ

 1999/05/28にアイクルーズ初のアップデータが公開されました。

 アイクルーズのファーストロットはVer 0Eですが、それをVer 0Fにアップデートするものです。

シャープスペースタウン:アイクルーズアップデータ

ex1-updt.gif (6171 バイト)

■改善内容:シンクロ時の通信安定性を向上

 このアップデータはたったこれだけの改善しかうたわれていません。

 過去の例から見て、「こっそり」と改善されている部分があるはずなのですが、隠蔽されています(^^;


 アップデートにより、これまでシンクロ障害を訴えていたユーザーから「確かに改善した」との報告があったのでうたい文句通りの改善はなされています。

 「改善」などと言っていますが、「バグ」修正ですね。


 問題点としては「ユーザーがおかしいと言っているのにユーザーサポートが問題を把握していない」という従来通りのサポート体質のため、シンクロを何度も試させられたりデータを飛ばしたりするユーザーも少なからずいたということです。

 この傾向はMIシリーズになってから特に顕著で、ユーザーサポートが障害に関して本当に知らないのか、アップデータが公開されるまでは箝口令が敷かれているのか、一体「ユーザー」サポートは社内/ユーザーのどっちを向いて仕事をしているのかが問われるところです。

 インターネット時代だし、ざうまがもあるので隠しても無駄ということがまだ分からないのかな〜。


■サービスセンターでのアップデートが発表されない謎

 従来のザウルス用アップデータの公開時には概ね「サービスセンターでのアップデート」告知がありました。

 不慣れなユーザーが下手にアップデートを実行するとデータロストの元になるし、アップデートは基本的にバグ改善だからユーザーがしなくてもメーカーの責任ですれば良いわけで、サービスセンターによるサポートは当然だと思います。

 しかし、アイクルーズの0E->0Fアップデータはダウンロードしてユーザーが実行する方法しか公表されておらず、サービスセンターでのアップデートサービスは告知されていません。

 このあたりを邪推すると、0Fアップデートは暫定的なものであり、抜本的な大規模アップデートがこの後にも続々と行われる可能性を示唆しているのでは?

 ユーザーとしてはアップデートの度にデータのバックアップをおこなったり、メモリ整理を行いドキドキしながら作業をさせられるわけです。


■ユーザーにお詫びしてほしい

 データシンクロというのはPCとのデータリンクを売り文句とするアイクルーズにとっての中枢機能のはず。

 そのシンクロが不安定でユーザーに迷惑をかけたのであれば「お詫び」があってしかるべきだと思うのですが、「改善」と言い張るシャープさんの姿勢には毎度のこととは言え、不信感を抱きます。(このあたりはどこのメーカーでも同じだからシャープさんだけが悪いんじゃないのですが(^^;)

 ただでさえ、アイクルーズユーザーは「偽ザウルス」としてアイクルーズを我慢して使っているのだから、もう少し手厚いサポートが必要なのでは?