文責:まると
■なんちゅうネーミングじゃ
アイゲッティは I get it を語源としているらしいのですが、どうやって略称すれば良いのじゃ〜(^^;
私(まると)の方針として新機種が出たら略称を付けて可愛がる(過去にパワザウ2、カラポケ、コミパルなど)のですが、アイゲッティをどう略称すべきか悩んでます。
ざうまがでは「アイザウ」と勝手に呼びましたがi-Macもどきと非難されちゃいそうなので(実際にスケルトン蓋つけたりするからi-Macもどきと言われても仕方ない)、違う呼び名にしたいけど良いアイディア無し。
ゲーザウなどと呼んだら顰蹙だし、ティーザウでも無いし困った。
アイゲとでも呼ぶかな〜。
アイゲッティの語感も悪いし、4文字ぐらいで略称できないと呼びにくいと思うし流行らないと思うのだが、シャープさんのセンスがわからん。
パーム、モバギ、ポケボー、パワザウ、ザウポケ、リブ、メビ、ラビュタと可愛らしく呼べるようじゃないとユーザーとして愛着わかないよ。
まあ、こんなこと問題にするのは私ぐらいだが(^^;
よし決めた!君のことは「ザウゲッティ」と呼ぶからね。
まるとの反省:「アイゲッティ」良いネーミングですね(^^; この名前で定着しました。 99/12/23
■コストパフォーマンス良し
アイゲッティはザウルスポケットの後継機種的な位置づけになると思うのですが、若干の機能不足を感じるもののザウルスを初めて使うとか、ザウルスポケットからの買い換えなら問題無いかな〜といった出来です。
でもNIFTYが必須とか、レポートなきゃダメ、表計算使ってるんですというユーザーは困ってしまうかな〜。
このクラスのPDAはどれも5万円を切った標準価格になっています。
近年のザウルスシリーズは高機能とは言えユーザーからすると「何でこんなに高いの?」と思わせる価格付けになっていたためアイゲッティの38,000円はコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。
こういう画像を撮ってくるのがざうまがの強み(^^;コミュニケーションパルを38,800円で発売できたんだから当然なのですが(^^;
実売で3万円切ると思われ、PDAを使ってみたいと思っている層には受け入れやすい価格といえるでしょう。
これでPIMとして使えて、メール送受信できて、WEBを見ることができて、クイックパス使えて、MOREソフトのゲームで遊べればそれで良しでしょう。(通信するのにオプション必要ですが)
最近発表されたIBM WorkPad日本語版もなかなか良いようですが、あちらはパソコンがあってこそ活きるPDA、ザウルス系は単体でもなんとか生きていけるPDAなのでユーザー層が違うのですが、初心者向けという意味ではアイゲッティの方がお勧めとなるでしょう。
■大人のボディーに子供のメニュー
アイゲッティーに関しては噂情報から「ザウルスポケット(MI-100系)の後継機種」「カラーポケット(MI-310)をモノクロ化したもの」程度を推測していたのですが、実機を見るとデザイン的にはシンプルかつエレガントな大人のザウルスを感じさせました。
MI-P1 アイゲッティ(ブリリアントブルー) |
賛否両論になるかもしれないスケルトンなスライドケース、左利きの人を無視したようなスクロールボタン(^^; には少々疑問を感じるものの、薄く軽く、曲線基調のボディーは「欲しい」と思わせる要素十分です。
特に軽さは感動ものですよ。
今デジカメで撮影した画像見て思ったけど、液晶画面も見やすくなってます。(コミパルとかではデジカメで画面を撮影してもこれほどきれいに文字が見えない)
パールホワイトモデル+スライドケースオプション解説のページで解説しているようにアダプタ類のとりまとめも上手くできており、「お勧め度」もそこそこ高いものがあります。
でも、そこに表示されるホーム画面(基本インデックスとはちょっと違う)は、ごちゃごちゃした「おもちゃっぽさ」を感じさせます。
カラポケの基本インデックスは無用の長物と批判しましたが、アイコンなどのシンプルさはある程度評価していました。
当然アイゲッティもその伝統を受け継ぐのだろうと思っていましたが、そこに表示されるアイコンとかメニューはごちゃついていて、妙に子供っぽいものとなっています。
ホームメニュー上のアイコン
「おもちゃ?」と言われそう。
オリジナルメニュー上のアイコンもちろん「オリジナルインデックス」画面もあり、自分の好みに合わせたシンプルなものにできるのですが、アイゲッティの利用目的であるスペースタウンのクイックパスアイコンはアイゲッティのデザイン指向に反するんじゃないだろうか(^^?
これが第一印象です。
人に見せるときに恥ずかしいかも(^^?
■スライドケース
これも問題になるかな〜。 PDAなんですよアイゲッティは。
PDAは使いたいときにさっと使えて要らないときに即しまえる。 こういうもんじゃない?
確かにスケルトンなスライドケースは格好良いけど、取り外さないと使い始めることができないのは問題でしょう。
まあ、スクロールボタンである程度操作できるのかもしれないので「見る」用途はスライドケースを外さなくても我慢できるのかな? でも、それならigetiの文字が邪魔。
また、外したケースは裏返してボディーの裏に取り付けることはできますが、こういうこといちいちするのはPDAじゃない(^^;
スライドケースの右端にタッチペンが収納されています。 タッチペンは携帯の電話と同じように伸びるタイプです。 |
やっぱり従来通りの蓋でしょう。 金属素材で思いっきり薄くするとかすれば良かったのに。 それか、蓋がスライドして端っこで反転して裏に回るとかでしょう。
ついでに言うとペンはスライドケースに収納されてるんです。 外れちゃうケース側にペンを収納するのはどうかと思う。
このあたりはデザインを優先し過ぎて日常の使用を甘く見ているんじゃないかな?
シャープさん曰く、スライドケースを外した状態で収納できるカバーとかが発売されればスライドケースを付けなくても良い、それ故画面タッチでは電源が入らないようにしてある。 そりゃそうかもね(:P
■クレードルの登場とシンクロ
アイゲッティにはクレードルが用意されており、ワンタッチでパソコンとデータ通信できる。 この思想は良いのですが、シンクロ用のソフトがイマイチです。
お待ちかねのクレードルだが...シンクロソフトはザウルスパワーコネクションVer2.0(クレードルに付属)か別売のPowerPIMM3.5を使うことになるのですが、これらのソフトは1本だけでは完結できないのです。
パワコネはマルチメディア系データのファイル単位でのやりとりする(シンクロの意味をパソコンとザウルス上のデータを同じにするというならこれはシンクロでは無い)ものと、Outlook97/98のデータとザウルス上のデータをシンクロさせるザウルスリンク for Outlook、パーソナルDB用のパワーリンク for ACCESSの3本から構成され、それぞれ別々にザウルスとの間でデータ交換します。
アドレス帳やスケジュールデータとOutlookとのシンクロ時には項目が変わったりふりがながカタカナになったり、絵文字やザウルス固有記号が入ったデータを編集すると「・」になってしまったりとザウルス・コンパチビリティ度に問題があるし、MS-ACCESSとのシンクロにも「よみ」のフィールドに関して制限があり、使い勝手が悪くなってます。
一方のPowerPIMMは本来独立したPIMソフトなのですが、ザウルスとのシンクロ部分"も"付けたという感じのソフトでどうもしっくりときません。
アイゲッティがPDA初めてユーザーを狙うのであれば、一発シンクロそれだけでOKプログラムが必要だと思うのですが...もちろん、既存ザウルスユーザーだって欲しいです。
ザウルス on Windows的なシンクロソフトがあればそれで良しです。
■MI-EXを待つが、周りには勧める
アイゲッティは「シャープスペースタウン」と「クイックパス」を利用するためのハードと考えなくちゃならない部分もあるため、現時点での評価が難しいのです。
果たしてシャープスペースタウンとクイックパスの組み合わせはアイゲッティをどう変えるのか? 3/20日以降に再評価してみたいと思います。
PIシリーズやザウルスポケットユーザーにとっては「無い機能」を十分に納得できれば機能向上もあるし、処理速度も速い(ザウポケ比2倍ぐらい)なので乗り換えOKでは?
もちろんPDA初心者にもお勧めです。 なんかPDAと言うものを持ってみたいという人がいたらWorkPadじゃなくて、アイゲッティを勧めてザウルスユーザーを増やしましょう。
若年層ザウルスユーザーを育てるのは、おじさんザウルスユーザーの義務です。 大ウソ(^^)/
でも、カラーポケットやパワーザウルスユーザーは速攻でパスして構いません。
きっと素晴らしいに違いないMI-EXを待ちましょう(^^)/
なお、シャープさんが期待を裏切ったら「MI-EXどう思います掲示板(そのうち開設)」で徹底的にいじめてあげましょう。まると補足:MI-EXはMI-EX1のアイクルーズのことなのですが、これは「ザウルス」と名を付けては行けないザウルスです。