■アイゲッティを勧めよう
他のページでは滅茶苦茶に辛口コメントしていますが、それは「ザウルス」としてアイゲッティを見ているからです。
アイゲッティはアイゲッティという新ジャンルの製品だと思えばPDAとしての評価は非常に高くなります。
そこで、「自分は買わなくても新人に勧めようアイゲッティプロジェクト」としてザウルスユーザーは2人の新人ザウラーを洗脳する(^^? ことを目指したマニュアルを作ってみました。
ザウルスを販売している人も必見のマニュアルです。(半分ウソ(^^)/)
別にシャープさんの売り上げ増に協力したいわけではありませんが、ユーザー増やしてMOREソフト市場が採算の成り立つものとして確立されれば、不満の多いザウルスの機能を補完するMOREソフトが登場すると思うのでザウルス系ユーザーを増やそうと思うのです。
目標はザウルス乗っ取りMOREソフトです。
■ターゲットユーザー
1.学生さんへのPR
とある雑誌を読んでいたら最近の就職情報や企業の説明会情報などはWeb上で流されて申し込みなどもWebを経由して行われているようです。 そのため、学生は学校でのパソコン利用の他、自宅での利用のためにパソコンを買う必要に迫られており、それにつけ込まれて高価なパソコンを掴まされ、結局使いこなせぬまま埃を被る場合があるようです。
・PR方法
この層は口コミ情報が第一です。 まわりで使っている人を見て決めるという場合が多いでしょう。
また、CMで使うアイドルに影響されるのでシャープさんの広報室の腕の見せ所です。
ザウルスユーザーは周りに就職活動をしている学生がいることに気付いたらアイゲッティを使うことを勧めましょう。
・とにかく安い
こういうユーザー層に対してアイゲッティはちょっと無理すれば買える価格(実売で30,000円程度+通信環境で4,000円<携帯/PHSアダプタ>〜16,000円<モデムカード>)、簡単にインターネットに接続できるシャープスペースタウン、就職情報を簡単にゲットできるクイックパス、クイックパスを利用して企業説明会の申し込みやその日程管理をスケジュールで行えるなどのメリットをPRしましょう。
特に現在プロバイダに加入していないユーザーにはアイゲッティ+スペースタウンの自動加入機能はお勧めとなります。(ただしクレジットカードを持っていないと加入できないのが難点)
ちなみにクイックパスは最小限の時間でデータをダウンロードできるので、携帯電話を使っても通話料金はさほどかからない「はず」です。(まると補足:これが大間違い(^^; 情報入手までに時間がかかって携帯電話利用の通信をすると破産しますよ(^^)/)
・お洒落だ
デザイン的には薄くて軽く、スケルトンなスライドケース付きと言うことで推します。 実際に物を見せれば購入意欲十分です。
・メールでコミュニケーションもできる
また、10円メールやインターネットメール、手書きメモメールなども簡単にできることもPRポイントです。(メール作るのはちょっと面倒だけどそこは上手くごまかす(^^? )
特に手書きメモメールはコミパル使っている女性に大人気なので、この点もPR。
・Webで情報収集/発信もできる
インターネット上のホームページも見ることができるので、講義などの休講情報を公開している学校などの場合、それらを見ることができるし、仲間内でWeb上の掲示板を使って情報交換している場合などにも活用できます。
また、ぴあのクイックパスを使えば映画の上映情報やイベント、コンサートスケジュールの確認、デートスポット検索などができるという点も押さえどころです。
就職試験前は業界情報を把握しておくためにBiztechのクイックパスを使い、必要なジャンルのニュースを読むなどの活用もできます。
・天下のザウルスと同じPIM
もちろんアドレス帳を使って友人などの住所録も作れます。 あの「ザウルス」と同じ住所録やスケジュールだよと言えば、何となく凄いんじゃないかと勘違いしてくれることでしょう(^^)/
遊びから就職情報の利用、社会人になってからはPIMとしての利用ができるなど、末永く利用できる便利な道具としてアイゲッティをすすめましょう。
・中学/高校生にもお勧め
大学生だけじゃなく、高校生にもお勧めなのかも(^^?
高いパソコン買わされそうなお父さんは「まずこれを使いこなして見ろ」とアイゲッティを渡してお茶を濁すのです。 でも、MOREソフトのゲーム専用マシンに成り下がって授業中に遊んでいて没収されたりして(^^;
2.新人ビジネスマンへのPR
この層は耳年増的にPDAの知ったかぶりをするので、説得が難しいでしょう(^^; 私も悩んでます。
やっぱりモバイルはノートPCに限る、VAIOだ、リブレットだと何でもありありPCを使いたがったり、モバイルするならカシオペアでしょうとCMそのままに買う人、最近とみに雑誌で取り上げられることが多くなったIBM WorkPadが格好いいじゃんと買う人などが見られます。
一方で何か持っていないと恰好悪いとばかりに無頓着にカシオのカレイドを買ってみたり、ザウルスを買う人もいます。
周りの影響を受けやすいのがこの層なので、他のPDAに触れるチャンスをできるだけ妨害し「ザウルス」を見せつけることでザウルス派にしてしまいましょう。
・自分の使いこなしを見せつける
実際にザウルスを使いこなしているところを見せることでかなり説得できます。
新人と同行して営業するとか、教育時にザウルスをバリバリと使っているところを見せつけ「恰好じゃない、要はいかに使いこなすかだ」と蘊蓄をたれます。
アドレス帳に取引相手の顔写真を取り込んでおき、先方に出向く前に一通り見せる、「コンタクト」機能を使ってアポイントをスケジュールに登録したり、アクションプランナーを使った全情報検索、情報ファイルでのプロジェクト管理、メール送受信などでビジネス面を、Webなどを使い情報入手面を、時にゲームで息抜きをなど硬軟とりまぜて使いこなしの説明を行います。
パーソナルDB+画像などでアイテム管理などしているところを見せると格好良いでしょう。
少しでも興味を示したら、すぐさまザウルス売っている店に連れていき、無理矢理買わせましょう。
アイゲッティは「とにかく安い」ので新入社員の負担にならない点もイチオシかな。(IBM WorkPadは5万円します)
この時懇意にしている販売店を作っておいて「俺の顔をたてて安く売ってやってくれ」とでも言えればポイントアップです。(この時「お祝いだ」と少し足してあげれば、使わずに放っておくこともないかも(^^?)
・クイックパスを教える
新入社員だと、使えるクイックパスは「Biztech」や「ぴあ」のものになりますが、特にBiztechは業界の情報を知る上で必要だと教え込みます。
最低限これを見ていないと日頃の話題についてこれないよとか、Webには新聞紙面と違う情報があるなどの理由付けで「見ないといけないんじゃないかな?」と思いこませます。
また、「ぴあ」の情報は出先で昼飯を食べるときの参考にするとか、飲み会の会場探すとかに使えると勧めます。(これ書いている時点<99/03/15>でどれくらい有効なのかは謎なんですが(^^? なんとか使えます(99/12/23))
・部署単位で導入する
ザウルスユーザーは年齢層が上がっているため、会社内での役職が結構上になっている人もいることでしょう。 その場合には職権を乱用して「モバイルはザウルスだ」と言い切ってしまうのもアリです。
この際思い切って社内の情報共有システムをロータスNotes&ドミノサーバで行うように推進し、その一環でモバイル端末はザウルスとする、リンクソフトはLotus Easy Syncにすると決めて部署単位で導入をするのです。(実際はWorkPadの方がNotesとの親和性が高かったりして(^^; ロータスってIBMの傘下だもん)
使うPDAの多様性があっても良いという反発が来ますが、TCO(トータル・コスト・オブ・オーナーシップ:その機器を所持することでかかるシステム運用、保守経費)の面からすれば機器は統一するのが良い、複数のPDAを入れた時誰が教育するのだ? と屁理屈を並べて押し切ります。
この作戦は腕の良いベンダー(システム販社)と組まないと、なかなか成功しないのですが(^^; 成功すれば一気にザウルスユーザーが増大します。
3.女性向けにPR
・女性モバイラーmabさん曰く
ざうまがスタッフのmabさんがざうまが3号で女性が持つPDAの条件とは?という記事を書いています。
それによれば、「ダサくないこと」「手頃な値段」「軽くてコンパクト」「メール送受信できること」「遊び心があること」「簡単に携帯電話や電話回線に繋がること」が条件となります。
また、ざうまが4号でのmabさんの記事中にある、「女性の場合は家事などのために、ゆっくりとパソコンの前に座ることができないため、細切れの時間の中でザウルスを使ってメール送受信できることのメリットが大きい」という点もPR点となります。
この他に役立つ点としては「メールマガジンを通勤中などに読める」という点も上げられています。
パソコンとの連携はあまり重視しないとか。
アイゲッティはこの条件を満たしていますね。
・女性にふさわしいPDAであることを強調する
アイゲッティは小型・軽量で女性のハンドバッグの中にいれても邪魔にならないPDAです。 デザイン的には現在市販されているPDAの中で最も女性的でしょう。
なんとなくモバイルしてみたい、自宅にパソコンないけどメールしてみたいと思っている女性にはうってつけかな?
ポケボーを使っている場合、アイゲッティはステップアップとして有効なのですが、「キーボードによる入力」にこだわりがあるとアイゲッティではちょっと不満かも。 この時はコミュニケーションパルをすすめて「ザウルス系ユーザー」を増やす努力をします。
・ザウルスユーザーは最低1台プレゼントする
ザウルスユーザーは最低1台は周りの女性にプレゼントしましょう。
プレゼントする際にはインターネット設定、メール設定とも全て完璧にしておいてから渡すことをお忘れ無く。(特に記念日関係の登録を忘れないように)
プレゼントした後は「メール(特に手書きメモメール)」を出しまくったり、「面白いMOREソフト見つけたよ」とかでダウンロードを手伝ったりと定期的なフォローをお忘れ無く。
4.おじさんザウラーへのPR(^^?
・既存ザウラー向け
この層は自分の意志で買う/買わないを決めることができます。
ザウルス歴が長いほどアイゲッティには疑問を抱くのですが、道楽で1台ぐらい買いましょう。
一通り遊んだらザウラーとして見所のありそうなヤツに「これ、使えよ」と上げてしまうぐらいの度量を見せましょう。
カラー系ザウルスを使っていてアイゲッティを使い始めると「ああ、お小遣い減らされているんだな。 とか、ボーナス少なかったんだな。」と変な邪推をされかねないので無理してアイゲッティを使わないか、「このデザイン良いだろう」「お洒落だろう」と外観にこだわって買ったことを明言しておきましょう。
また、クイックパスが使ってみたかったという言い訳も可です。
でも現在スペースタウンにあるクイックパスコンテンツはおじさんザウラーからしてみるとあまり興味があるものとは思えません(^^;
東スポ的ニュース、ギャンブル情報、風俗情報のクイックパスがあれば「即買い」なんですが(^^;
・まだモバイルしていない人向け
やっとパソコンが使いこなせそうになったところへモバイルが押し寄せてくるという恐怖感を感じているかもしれません。
そういう人を見かけたら優しくアイゲッティを勧めましょう。
設定他、使い始めるまでのサポートを親切に行い、使う上での質問にも丁寧に回答し「歩くヘマニュアル」として使いこなせるまで手助けしましょう。
一度ザウルスに慣れてしまえば、半永久的なザウルスユーザーとしての期待度大です。
アイゲッティからいきなり高機能ザウルスへのステップアップができてしまう財力にも注目です。
もう一つの攻めどころは「孫とのコミュニケーション」です。 アイゲッティは安いので2台まとめて購入することも可です。
孫にアイゲッティを与え、小さな子供なら「手書きメモメール」、ちょっと大きくなったら「普通のメール」でコミュニケーションします。(まあ、中高生になったらこういうのを嫌がると思うので諦めてください(^^;)
逆に若者ザウラーが親父さんにアイゲッティを買って上げて、メールなどするのも親孝行でしょう。 麻雀ゲームなどインストールしておけば喜ばれるでしょう。
■販売店におけるセールストーク
・なんとなくモバイル層にPR
ザウルスユーザーを増やすという明確な目的を持っていないと、ユーザーを上手く誘導できません。
特にWorkPadやカラー版カシオのWindows CE Palm PCなどが強力なライバル(指名買い)となるため、容易ではありません。
この層への売り込みは諦めるとして、「なんとなくモバイル」層に積極的にPRしましょう。
上記のユーザー層別コメントを参考にアイゲッティ褒めちぎって勧めて下さい。
利益を上げるためにモデムカード、クレードル、シンクロ用ソフト、MOREソフト集なども一緒に売り込むことをお忘れ無く。
ついでに「ざうまが」購読も勧めて下さいね(^^)/
・アイゲッティの弱点はここ
シャープさんが何を考えているのかわからない点が「辞書」を削ったことです。 現時点で辞書カードを出すという情報もないし、「学生」をターゲットとしているPDAが辞書を登載しなくてどうするんでしょう?(99/12/23補足:現在は辞書カードは「グランド辞スパ」として別売されていますし、フリーの辞書を使えるソフトも登場しています)
WorkPadですら英和・和英の辞書ソフトを用意しているというのに。(ただしWorkPadの場合は内蔵ソフトではなく別途パソコンからダウンロードする必要があり、メモリを圧迫します)
レポートに関しては弱点になりうるかと思ったのですが、パーソナルDBでなんとか代用できそうです。
■他社製品の弱点
今のところアイゲッティのライバルとなるのはIBM WorkPad日本語版でしょう。 大人気です。
英語版Palm Pilot+J-OSの場合は使えるまでの敷居がやや高く、その点で買ってすぐに使えるザウルスというのはPRポイントだったのですが、WorkPad-Jも買ってすぐ使える点で敷居は低くなりました。
・幕の内弁当理論で攻める
アイゲッティの良いところは本体に組み込まれている基本機能が豊富であるというところです。 PIM、メール、ブラウザ、ゲームと一通りの機能、デジタル携帯電話/PHSインタフェースが組み込まれていることも大きなPRポイントとなります。
それに対しWP-Jの場合は通信機能が内蔵されておらず(注:対PC通信機能はアリ)、インターネット利用やメール送受信を行う場合には別途通信ユニットを買う必要があります。 これが2万円ぐらいしますし、メール送受信ソフトやブラウザも別途入手する必要があります。
メニューや各機能におけるカスタマイズ度の高さなど見ると、使い勝手の面ではWorkPadの方が良いのは明白なのですが、ここは一見派手なアイゲッティのホームメニューやシンプルなオリジナルメニューを見せて「なんとなく自分好みにできる」と思わせてしまいましょう。
両者の性格を総合的に見ると日本人好みの「なんでもアリアリ幕の内弁当:アイゲッティ」 vs 必要な美味しい物だけ選ぶグルメ指向の「中華飲茶:WorkPad」という構図になります。
また、アイゲッティはパソコンがなくてもある程度は自立した利用ができますが、WP-Jはパソコンがあればこそ活かせるという点も違いとして強調できます。
まあ、賛否両論ありますが、万人向けの「幕の内弁当」のほうがお弁当屋さんでも売れるので日本人にあっていると強引にこじつけてアイゲッティを勧めて下さい。
(WorkPad派からみたら無茶苦茶な言い分だな〜(^^;)
・値段で勝負
実売3万円切ってアイゲッティほど機能が豊富なPDAは存在しないので、それだけでお客さんを納得させられるでしょう。 WorkPadで実売5万円ぐらいです。 Windows CEマシンでも5万円以上しています。
3万円だと男性なら衝動買いする範囲なので、「面白い新製品ありますよ」とささやいて売り込んでしまいましょう。