■専門用語が多いMP3
MP3関連情報を見ていると一般的には使われない用語が出てきます。
それらの中から代表的なものについてまとめてみました。
MPEG Audio Layer-3の略称です。
画像圧縮で有名なMPEGには音声圧縮に関する規格もあり、そのLayer-3規格のことを言います。(Layer-1,2,3があります)
MP3の特徴は高圧縮率でCD音質の場合元の音声データの1/10のサイズまで圧縮できます。
Hz(ヘルツ)と表記されます。
アナログ音声をデジタル化する際に毎秒何回AD(アナログ−デジタル)変換するかを表す単位です。
サンプリング周波数44.1KHzは毎秒44100回のAD変換を行うという意味です。
サンプリング周波数が上がれば上がるほど音質は良くなりますがファイルサイズは大きくないRます。
bps(ビットパーセカンド<秒>)と表記されます。
1秒間あたりのデータ量を表す単位で、MP3の場合8〜320Kbpsのビットレートがあります。
大きいほど音質が良くなります。
CD並のクオリティとされるのがサンプリング周波数44.1KHz/128Kbpsです。
音楽等の音源は音のあるところと無いところ、大きなところと小さなところがあります。
常に同じビットレートで変換していると音の無いところではデータがスカスカ、音量の大きい/変化の大きいところでは時にビット数不足で音割れを起こす場合があります。
音の無いところでは低ビットレート、音の大きいところでは高ビットレートのようにビット量を調整することでファイルサイズを抑え音質を向上させたのが可変ビットレートです。
可変ビット数の設定はMP3ファイル化時にユーザー側で行うことができます。
CD上の音声データをデジタル出力して保存するソフトのことです。
CDはラジカセ等で聞く場合デジタル−アナログ変換されて出力されますが、これを再度デジタル化しても元のクオリティは再現できません。
CD上に記憶された音声データはデジタル化されているため、これをデジタルデータのまま取り出すことができれば劣化はありません。
そのためのソフトがCDリッパーです。
CDリッパーを使うとCD上のデータがWAV形式(Windows
標準のデジタル音声データファイル形式)に変換されて保存されます。
すべてのパソコンでCDリッパーが使えるかというとそうでも無く、パソコンに搭載されているCD−ROMドライブによってはCD上のデジタルデータをダイレクトに読み出せない場合があることや、ノイズが載ってしまい実用にならない場合があります。
WAVファイルからMP3ファイルに変換する処理のことを言います。
通常「エンコードソフト」という使い方がされます。エンコードソフトはCDリッパーでWAVしたものをMP3化するソフトのことと考えておけば良いのですが、RealJukeboxのようにCDからダイレクトにMP3ファイルに変換できるものがあります。