■CE-AP1付属ソフトだけでは物足りない
CE-AP1にはReal Jukebox Basicが付属していますが、これはビットレート上限が96KbpsとなっておりCE-AP1の対応している上限速度の320Kbpsには及びません。
またCE-AP1はVBR(可変ビットレート)に対応しているのですが、Real Jukebox Basicではこのタイプのデータが作成できません。
同じReal JukeboxでもPlusとなると320Kbpsまでの対応、VBR対応となっています。
ただし、Plusは有償(29ドル)となっています。
Real Jukeboxを使うメリットはReal Jukeboxの機能として「ポータブルサウンドプレーヤー」用のプラグインが使える事にあります。
プラグインとは各社から発売されているMP3プレーヤーの定義ファイルのようなもので、作成するデータ形式や転送するためのツールを登録することができます。
CE-AP1用のプラグインも用意されるため、Real Jukeboxに組み込めばReal JukeboxからダイレクトにMP3ファイルをザウルス用のメモリカードにデータ転送することが可能になります。
Real Jukebox以外のソフトを使う場合は作成したMP3をエクスプローラ等経由でメモリカードに転送したりダウンローダなどを使って転送する必要があります。
■Real Jukebox以外で作成したMP3ファイルの扱い
Real Jukebox BasicはCDから直接MP3ファイルを作成できる機能があるため入門用としては使いやすいのですが、本格的にMP3ファイルを作ろうと思うとReal Jukebox Plusを購入する必要がありあます。
しかし、Real JukeboxだけがMP3ファイル作成ソフトではありません。
フリーウェア、シェアウエア、市販ソフトと様々な形態のMP3ファイル作成ソフトが存在します。
それらのソフトで作成したMP3ファイルの扱いに関しては実際にCE-AP1を入手してみないと分からない点があるのですが、メモリカードのザウルス用ディレクトリである"\__ZAURUS"にコピーすれば再生できます。
Real Jukebox以外のソフトで転送したMP3ファイルには著作権保護情報が記録されないため、メモリカード経由での複製も可能と思われますが、このあたりは利用者が自己責任で管理することになります。
■代表的なMP3ファイル作成ソフト(資料作成中)
ソフト分類 |
ソフト名(作者名) |
ソフト区分 | 詳細説明/」入手先 | 概要 |
リッパー | CD-DA to WAV file Converter "CD2WAV32"(もろぼし☆らむ) |
フリー | Vector 作者Web |
リッパーの定番的ソフトです。 |
CDレコーダー for Win95 | シェアウエア 1800円 |
Vector 作者Web |
CD再生と同時にWAVファイル化可能。 | |
WAV録音 | ALLREC何でもWAV録音 | シェアウエア 500円 |
Vector 作者Web |
CDからのWAV化の他、アナログ音源のWAV機能が充実。 |
リッパー+ MP3エンコード |
MP3 Maker((株)エイム) | シェアウエア 1200円 |
Vector 作者Web |
CDからダイレクトにMP3ファイルを作成。 WAVデータの作成も可能。 |
MP3エンコード | ||||
パッケージ | Real Jukebox Plus | 市販 6980円 |
ASCII | Real Jukebox Plus日本語版のパッケージ版です。 |