■海外からNIFTY SERVEへ接続する方法
パソコンネットを使って直接接続する場合
古くからある方法ですが、NIFTY SERVEと提携しているコンピュサーブや汎用的な国際接続サービスを利用した接続です。
接続方法 | 特徴 | 追加接続料金 (NIFTY SERVE接続料とアクセスポイントまでの電話料金を除く) |
コンピュサーブ | 特にアメリカ方面で充実しているコンピュサーブのアクセスポイントを経由して接続します。 NIFTYに関しては接続料金が安いのが特徴。 |
15円/分 |
INFONET | INFONETは国際接続サービスに属するもので、NIFTYに特化したサービスではありません。 | 70円/分 |
TYMNET | こちらは国際公衆パケット交換データネットです。 | 70円/分 |
国際電話 | 海外から直接日本に国際電話をかけて国内のNIFTYのアクセスポイントに接続します。 | 国際電話料金 |
最近はINFONETやTIMNETを使うという事例も少なくなったと思います。
国際電話を使えば何の苦もなく繋がりますが、その分通信コストは高くなります。
■パソコンネットを利用して接続
海外でNIFTYに接続する標準的な方法は提携しているCompu Serveのアクセスポイントを利用する事になるのですが、ザウルスにはこのアクセスポイントに対応する接続手順を持っていません。(NIFTY接続を使ってもエラーが出てで接続できません)
また、INFONETやTIMENETなどの接続も通常のNIFTYとの接続手順と異なったものです。
よって、ごく当たり前の方法ではザウルスを使ってNIFTY SERVEにアクセスできないことになります。
PIシリーズのころからある伝統的な方法で、パソコンネットの電話番号にCompuServeの電話番号を入力しておき、接続が完了したら手作業でNIFTYに繋ぎます。(15円/分 + NIFTYの接続料 + アクセスポイントまでの電話番号)
Compu Serve経由でNIFTYに接続 通常のNIFTY接続は使えないのでパソコンネットを使って手動で接続します。 接続すると文字化けしますが、そんなに難しいものではありません。 |
接続方法 | |
画面に表示される文字 | ザウルスで入力する文字 |
CONNECT | 改行(1回でダメな場合は複数回入力) |
文字化けしたメッセージ | NIFTY と入力して改行 |
Enter Connection-ID ---> | SVC 改行 |
Enter User-ID ---> | NIFTYのID |
Enter Password ---> | NIFTYのパスワード |
ようこそNIFTY SERVEへ Copyright (C) 1996 |
(この状態で接続完了です) |
■インクワープロに接続手順を登録
あらかじめインクワープロに手順を登録しておけば「インクワープロ送信」を使って一括送信することができます。
ただし、この方法だと時々送信のタイミングが会わずに接続エラーになることがあります。
改行のみ | ||
NIFTY | NIFTYへ接続のためのコマンド | |
SVC | コネクションのためのSVC | |
NAH00465 | ユーザーID | |
MARUTO | パスワード |
■今時はTELNETのほうが簡単かな?
インターネット経由
接続方法 | 特徴 | 追加接続料金 (NIFTY SERVE接続料とアクセスポイントまでの電話料金を除く) |
TELNET | インターネットプロバイダに加入している場合はTELNETを利用してNIFTYにアクセスすることもできます。 | プロバイダ接続料 |
NIFTY SERVEの 海外ローミング |
NIFTY SERVEが提携しているワールドワイドなローミングサービスGRICのアクセスポイントを利用します。 更にその上でTELNETを利用して接続します。 |
20円/分 |
プロバイダのローミング料金にもよりますが、インターネットに確実に接続できる環境をお持ちならTELNETを使った接続の方が簡単でしょう。