■ザウルスシリーズのモデム

CE-FMx(3,4,5等、PI3000、4000、5000以降)用モデムはFAX9600、データ2400BPSという時代遅れの物です。

以前、ザウルスの実効速度を検証したのですが、本体の(ザウルスネットの)画面表示速度がネックになり、600BPSしか出ていません。

そのため、このモデムのパワーすら持て余しています。

FAX部が9600BPS(こちらの実効速度は不明)でも追従できることから、本体のCPU等は処理できるようですので、画像表示しない高速処理モードなどが搭載されていると、遅い!と言われるザウルス通信も印象が変わるのかもしれません。(実際にカラーザウルスでは、内蔵2400BPSのモデムでもパソコン並に通信できます)

パソコンから利用できないかという質問がよく出ますが、適切な配線を行えば利用できそうです。

ただし、この際は外部電源を必要とします。(こういった周辺機器に関してはザウルス以外の用途向けに提供できると面白い展開になると思うのですが)

CE-FM上蓋撤去

このユニットはPI50000FXに付属していたもの

ユニット基板

裏面?はデジタル処理系

ロックウェルのモデムLSIを中心に回路形成

左上の部品はモジュラージャック

ユニット基板

表面?はアナログ系

右の丸い形状の部品はスピーカー左上はクロックモジュール

ユニット基板

モデムLSIとオプションポート15コネクタ

ちょっと笑えるのが、赤丸の部分で、基板にねじ穴の切り欠きを作ったため、パターンが断線して余分なジャンパ線が走っています

設計ミスか?

モデム制御LSI

ロックウェルのワンチップモデムLSIFAX9600/DATA2400メキシコ製というところがシブいです。