■ザウルスモデムの歴史

PI8000で大きく変わったのがモデムの速度で、これまでのCE-FMx系の通信 2,400BPS/FAX 9,600BPSから通信14,400BPS/FAX 9,600BPSになりました。

この部分を司るのがロックウェルのモデムチップです。

なお、そのそばに存在する64KBのRAMと思われるチップは通信バッファなのか、液晶の表示用バッファなのか判別できませんが、通信の高速化に貢献していると思われます。

■PI8000で発生している問題点

このバッファの存在が影響している可能性が大きいのですが、PI8000でNIFTY SERVEのリアルタイム会議を行うと通信エラーが発生します。

PI5000〜7000に関してはこの問題は発生しません。

PI8000の通信エラーチェックが自分の送信した文字とホストから返ってくるエコー文字との比較で行われているためと予想され、リアルタイム会議のように自分の送信した発言文字列より前に他人の発言した文字列がエコーされるため、その時点で比較が行われてしまいエラーとなるようです。(作った人がちゃんと試さないからこういう事になるのか、PIでチャットはしないと思っているのかな?)

モデムLSI

ロックウェルRC144DPGを搭載しています。

この速度のモデムとしては基本的なものです。

インタフェースLSI

多分デジタル−モデム部分の制御LSIです。

バッファRAM

256Kbit?64Kbyte分?

何らかのバッファとして利用されているのでは?