■ストリーミングビデオ作成ツール リアルエンコーダ
Real EncoderはReal Networks社のReal Player向けビデオソース(Real Video)作成ツールです。
最近NIFTYのMEMBERSホームページでReal Videoが配信できるようになりました。
Real Videoはインターネット上での動画配信を目的に作成されたもので、通信速度28.8kbpsでもそこそこの画質が出せるような圧縮を行うことができます。(圧縮レートには様々なものがあります)
画像配信には専用のReal Serverを使う場合と通常のHTTPを使った配信方法がありますが、本来の性能を出すためには専用のReal Serverを使う必要があります。
Real Videoの配信は、画像ファイルを一括転送するのではなく、必要な部分の画像データだけを順次送信送信(ストリーミング)します。
もう一つの機能として、こちらも専用サーバとの組み合わせが必要になりますが、ライブカメラとしての利用ができます。
キャプチャデバイスからリアルタイムに画像を取り込みそれをReal Video形式にして送信することができます。
このソフトは以下のページで無償で配付されています。
→Real Networks オーディオ/ビデオのエンコードツール
Real Encoderのメイン画面 画像はCE-AG03から取り込んだものです。 |
■使い方
画像ソースを選択 CE-AG03を使う場合は"Record From Media Deivice"を使います。 |
タイトル他の入力 ここに入力した情報がリアルプレーヤーのタイトル他の欄に表示されます。 |
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キャプチャデバイスの選択 画像だけの場合はCapture Videoにマークします。 CE-AG03を使う場合は"Using Media Device Connected to Video Capture Card"を選択します。 |
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画像圧縮レベル 通史心速度が下がるにつれて圧縮比が上がります。 圧縮比が上がると画質が落ちます。 高速化すると画質は良くなりますが、ファイルサイズが巨大になります。 |
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オーディオフォーマット オーディオ部分の品質を指定します。 画像だけの場合は必要ありません。 Background Music->Music with Voice->Instrumental Musicの順で音質が良くなります。 |
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ビデオの画質 スムーズな動きを優先するのか、画質を優先するのかを決めます。 Smoothest Motionが動きを最優先としたもの、Slide Showが画質を最優先したものとなります。 |
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保存するファイル名 保存するファイル名を指定します。 拡張子は"*.rm"です。 |
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設定の確認 各設定項目が表示されます。
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設定が完了したらこの画面が表示されます。 "Start"ボタンをクリックするとキャプチャが始まります。 |
■実用度
高速なCPUと大容量メモリ、高速なハードディスクを持つ環境を必要とします。
ペンティアム133MHz、メモリ32MBの環境で28.8kbpsレートでキャプチャしてみましたが、3秒1コマ程度でした。
本来はリアルタイムキャプチャではなく、あらかじめAVIフォーマットなどで作成しておいた画像をファイルとして読み込んで変換することを想定しているので使い方としては少々無理があります(^^;
あまり実用的ではありませんが、NIFTYのメンバーズページでReal Video形式ファイルが配信できるようになったので実験してみるとかの用途に利用できそうです。
どちらかというと、ライブカメラとして利用したほうが面白い使い方ができるような気がします。(機動取材システムライブ編とか(^^; )