■ドライバの導入
今回の実験環境はWindows 98 β3というちょっと変則的なものですが、Windows 95上でもほとんど同じ操作になると思います。
1.ドライバの参照
一般的にWindows 95上で認識されているPCMCIAスロットならプラグ&プレイで刺されたデバイスを認識しドライバがインストールされていない場合はインストール作業を自動実行します。
CE-AG03をカードスロットに刺すと「新しいデバイスを検出しました」というメッセージに続きドライバの格納場所を聞いてくるはずです。
ドライバ位置を参照して(ce-ag03.infのあるフォルダを指定)読み込ませます。
必要となるドライバセットは以下の物です。
avwin.dll | これはキャプチャデバイスを使うための汎用DLLのようです。 アプリケーションとドライバの中間層かな? |
avwin.ini | avwin.ini用の設定ファイルです。 |
ce-ag03.drv | これがCE-AG03ドライバ本体です。 |
ce-ag03.inf | ドライバインストール時のインフォメーションファイルです。 |
ドライバのタイムスタンプを見るとかなり最近のものなので、メビウスPJの出荷直前まで開発が進められていたようです。(ドライバを見るとデバッグオプション付きのような気がするのですが(^^? )
ドライバにsharp.co.jpに関するクレジットが見あたらないのが謎(^^; ce-ag03.infにはしっかりと書いてあるのに。(こっそり作者とかの名前も無いかとサーチしてみましたがそれらしい物は見あたりませんでした)
ドライバは読み込ませるだけで特にこの時点で設定する項目はありません。
2.ドライバのインストール後
多分、一度再起動するように指示が出るはずです。
その指示に従ってリブートします。
問題がなければ再起動後にPCMCIAスロット上のデバイスとして"SHARP CE-AG03 Digital Camera Card"と表示されるはずです。
またデバイスマネージャ上にも表示されます。
ドライバのプロパティはこのようになります。
■トラブルシューティング
CE-AG03をパソコンで利用する場合にはIREQが1個必要なようです。
通常、プラグ&プレイが正常に動くならIREQも自動割り当てになると思うのですが、私の環境下では割り当てが上手くできずにプリンタポートを止めてIREQを空けて利用することができました。
後付でISAベースのカードスロットのため、このような問題が出たものと思われます。