■CE-AG03でビデオを作ってみる
CE-AG03のドライバを利用するとCE-AG03がビデオキャプチャデバイスとして利用可能になります。
ビデオキャプチャデバイスであることを利用するソフトがVideo for Windowsです。
このソフトはWindowsとは別に販売されており(ビデオキャプチャボードに添付されている場合もあります)、私の手元にはWindows 3.1当時のVideo for Windows V1.1JがあったのでそれをWin98betaにインストールしてビデオキャプチャできるか試してみました。
VFW上でCE-AG03をキャプチャデバイスとして利用 |
VFWは画像を1コマ、連続コマ、動画のように取り込むことができます。
また、色数はフルカラー、16ビット、256色などに設定することができます。
画像サイズはキャプチャデバイスによって異なりますが、CE-AG03をキャプチャデバイスとした場合には以下の組み合わせが利用できます。
40x30 | 80x60 | 88x72(SCIF) | 120x90 |
160x120 | 176x144(QCIF) | 200x150 | 240x180 |
280x210 | 320x240 | 352x288(CIF) | 360x270 |
400x300 | 440x330 | 480x360 |
画像サイズにVGAサイズである640x480ドットが無いのがちょっと疑問です。
テストマシン(ペンティアム133MHz、32MBメモリ)の環境ではサイズ160x120、256パレットカラーの設定で8フレーム/秒で画像を取り込むことができました。
高速なCPU、大量のメモリ、高速なビデオチップ、PCIスロットに適合したPCMCIAカードスロットの環境であれば更に高速な取り込みができるはずです。
この程度の速度でキャプチャできればそこそこのクオリティで動きのわかる画像が作成できます。
10秒程度の動画でCiepak圧縮を使い再生速度300KB/秒に設定すると約300KBのファイルとなります。