■今年の目玉はMP3プレーヤー

MI-C1発売時から噂となっていたMP3プレーヤーが参考展示という形ですが、展示されました。

CE-AP1という型番も付けられており、ソフトなども具体的なものとなっているため発売は確実なようです。

発売時期の目安としてや7月上旬、価格は1万円台前半で手に入るようです。

MP3プレーヤー ザウルスとMP3プレーヤーキット

オプションポート16に接続します。

コントローラ部にヘッドホンジャックがあります。

説明 CE-AP1

MP3プレーヤキットはCE-AP1という型番が付けられています。

 

■大まかな仕様

項目 概要
対応機種 MI-C1/EX1/P1/P2/310とされています。
接続 オプションポート15に接続します。
再生方法 メモリカード、または本体メモリ上にMP3ファイルを転送(またはダウンロード)してそのファイルをMP3プレーヤーソフトでコントローラに転送、そのコントローラ上でMP3データをデコードしてヘッドホンで聴くことになります。
MP3ファイルの入手方法 1.自作

パソコン用ソフトとしてCDなどの音源をMP3形式データに変換するためのものが付属しており、自分でMP3ファイルを作成することが可能です。
WAVファイル等からのコンバートができるかどうかは現時点では不明です。

2.Webからダウンロード

Web上で公開されている有償/無償のMP3化されたファイルをダウンロードします。

3.市販MP3ファイル

最近は市販ソフトとしてMP3形式に変換された音楽データもあります。

 

パソコンからザウルスへの転送方法 1.メモリカード経由

パソコンのPCMCIAスロットやカードリーダー等を使いCFカード等のメモリカードにMP3ファイルを転送します。

2.ケーブル/光通信

クレードル等を使った通信でザウルスにMP3ファイルを転送します。

 

ザウルス単独での入手方法 Webからダウンロード

ザウルスのインターネット接続機能を利用してWebにアクセスしてMP3ファイルをダウンロードします。

著作権保護機構 ※未確認/未確定要素があります

厳密な意味での「著作権保護機能」とは多少趣が異なりますが、著作権保護上の録音規定に準じた形での保護機能があります。(自分のための録音は許されるが、その録音物を他人に供与してはならない)

1.添付ソフト利用時

MP3プレーヤーキットに付属のソフトでMP3コンバートしたMP3ファイルには"ID"のようなフィールドがあり、一度ザウルスで再生するとIDフィールドに固有情報が書き込まれ、そのデータは他のザウルスで利用できなくなります。
ケーブル通信や光通信でデータを渡してもID情報が引き継がれるため自分のザウルス以外では再生できません。

2.他のWebからダウンロードしたファイル等

添付ソフト以外でMP3化したファイルやWebからダウンロードしたファイルなどにはIDフィールドが無いため著作権保護機能的なことはできません。
この場合、CFカード経由でのデータ受け渡し、ケーブルや光通信によるデータの受け渡しなどが可能になります。

 

ストリーミングレート 96K/128Kが選択可能です。(注:もう一段階あるはずなので確認中)
128Kの場合1分あたり1MBの容量が必要となるようです。
ザウルス側再生ソフト 1.常駐型ソフトとして機能します。

画面表示されていなくてもバックグラウンドで再生をし続けることができます。

2.曲目リスト

タイトルやアーティスト名を登録することができます。
通常の再生は曲目リストの並び順となります。
曲目リストの並べ替えも簡単にできます。

2.サウンドエフェクト

高音と低音の設定が独自にできます。
NORMAL,POPS,ROCK,JAZZがプリセットとして用意されています。
ユーザー設定を記憶させることもできます。

3.再生方法の設定

NORMAL,RANDOMが選択できます。
NORMALを選択した場合は曲目リストに登録された順に再生、RANDOMの場合はランダムな曲順で再生されます。

4.ANIMATION

曲の再生時にプレーヤー画面でアニメーション画像を表示することができます。
アニメーションはデフォルトで数種類用意されています。
動きのある/無しを設定することができます。

5.隠す

MP3プレーヤーの画面をバックグラウンドに回すことができます。

6.画面OFF

この機能は確認中です。

7.デザインの変更

MP3プレーヤー画面の枠やボタンなどのグラフィックが数種類用意されています。
未確認情報ですが、ユーザーが独自に定義することも可能なようです。

 

コントローラの機能 コントローラ内にMP3デコーダが内蔵されているようです。

1.再生、ポーズ、停止、早送り、巻き戻し機能、ボリューム

コントローラ側でこれらの制御ができます。

2.ヘッドホンジャック

標準添付品以外のものと差し替えて利用することができます。

 

発売時期 7月上旬
価格 1万円台前半説濃厚

■各パーツ

コントローラ コントローラ部分

ヘッドホンは取り外し可能なので好きな物を付ける事ができます。

コントローラでは再生、停止、早送り、巻き戻し、ポーズとボリューム調整ができます。

再生ソフト画面 再生ソフト

この画面で一通りの操作ができます。

画面構成 再生ソフトのボタン類

機能の詳細は上記の通りです。

曲目リスト 曲目リスト

タイトルやアーティスト名の入力の他、曲順の並べ替えなどができます。

メニュー メニュー

削除:曲目リストに表示された曲のデータファイルを削除します。
デザイン:プレーヤー画面の枠やボタンのデザインを選択することができます。
曲順変更:リストの並べ替えをします。
タイトル編集:タイトルやアーティスト名の編集をします。
開始画面:(機能未確認)
PCリンク:ケーブル通信や光通信でMP3ファイルを転送します。

■MP3プレーヤーに関する謎

1.対象機種にMI-610/504/506/106/110が含まれない

MI-310から携帯やPHS用データ通信アダプタが内蔵されているため、それが理由のような気もしますが、なぜできないのだろう?

2.MP3ファイルをWebからダウンロードできるのか?

MI-C1とMI-EX1はWeb上からデータファイルをダウンロードする際に拡張子による制限はありませんが、MI-P1/310はサーバ側でザウルス用MIME TYPEを設定しない限り"*.MP3"のファイルをダウンロードすることはできません。

Webからダウンロードが可能としても、MP3ファイルが1分1MBと言われる状況ではアナログモデム(33.6Kbps)の場合5分程度の曲でも20分近くかかる事になります。

モバイル環境でNTT PHSやDDI PHSの64Kbpsを使ったとしても14分程度かかります。

曲が無料だったとしても通話料やプロバイダ料を考えると1曲あたり150円以上かかることになります。