■標準搭載となったMPEG4/MP3再生機能
MP3再生機能に関しては既にMP3プレーヤーキット(CE-AP1)で実現しています。 新型はプレーヤーキットに搭載されている回路を内蔵したものと思われます。
MPEG4再生機能はザウルスとしては初の搭載となりますが、シャープ(株)には既にインターネットビューカムでのMPEG4録画再生機能は実現しています。 ザウルスではインターネットビューカムで作られたソフト等から何らかの応用をしたのかも。
システム全景
■画像サイズは320x240/240x176/160x120ドット
MPEG4ビデオレコーダーの録画モードを見るとファインとして320x240ドット、ノーマルで240x176と160x120ドットの指定ができます。
MPEG4レコーダーキットMPEG4レコーダーの仕様を見ると、チューナーは内蔵されていないようです。
ビデオ入力が2系統、前後にあるようですが、S-VHSには対応していません。 機能的には時間を指定した予約ができるようです。
カウンタとしてはメモリの空き時間チェックによる残り時間表示ができるようです。
敢えてPCMCIA TYPE2スロットを搭載したのはCFやマイクロドライブ(CFサイズのハードディスク)、フルサイズATAカードにも対応できるようにしたと思われ、ザウルス側では可能性としてCFの利用(当然マイクロドライブも視野に入る)があります。
また、ザウルス以外のノートPC等でも利用できるMPEG4データ作成環境としての利用も考えられます。
■実用サイズは160x120ドット程度か?
CEATECに展示されていたデモ機の画面を見ると画像サイズは160x120のようです。
インターネットビューカムなどの仕様を見て見ると160x120ドットで64MBのメモリを使うと2時間程度の録画/再生ができることから、実用サイズはこの程度だと思われます。
最高解像度の320x240では64MBあっても20分も記録できないはずです。
MPEG4画像を再生中
なお、このデモ機を注意深く見ているとディスプレイケースの裏側に謎の機械が置いてあり、時々説明員の人が操作しています。 その度に画面が変わるところから見て、このデモ機は液晶モニタがはめ込まれていて、裏側にはビデオデッキが置いてあったのかも(^^?
■ヘッドホン+リモコンユニット
MP3プレーヤー機能自体は新型ザウルス本体に組み込まれたようで、外部に出るリモコンはすっきりとしたデザインになりました。
ただし、このリモコンには液晶ディスプレイが搭載されておらず曲目などはわかりません。
ボリューム機能、曲送り/戻し、再生とポーズだけしかできないのかも。
リモコンユニット