■FTPクライアントソフトの制限事項

今回配布しているFTPクライアントソフトはサンプルのため、いろいろと制限事項があります。

ホームページの更新程度なら問題になることは少ないと思いますが、制限事項をよくご確認の上御利用下さい。

接続できないFTPサーバがある 現在再度挑戦していますが、NIFTYのメンバーズホームページ用のサーバにログインできません。
特に間違っているところもないのですが、NIFTYの場合、自分のHPのURLを指定する場合の"~<チルダ>"が不要なことが原因だと考えています。(バーチャルになるのかな?)
ジオシティーズのFTPサーバも特殊なため接続できませんん。
KCOMとASAHI-NETのFTPサーバにはログインできました。
ファイルの上書き等に関する警告が無い パソコンのFTPクライアントにもこの機能があるものと無いものがありますが、上書きに関する警告メッセージが出ないため、誤って必要なファイルに上書きしないようにしてください。
サーバに対する設定が記憶できない FTPサーバに対するIPアドレスやログインID,パスワードの記憶やFTPサーバ上のホームディレクトリの記憶もできないため、接続する度に設定する必要があります。
ファイルリストの表示方法の指定ができない ファイルリストに並ぶファイル名の並び順は不定となり、目的のファイルが探しにくいと思います。
そのため、ファイル名に工夫するなどの自衛策が必要です。
ファイルの削除ができない MOREソフトのFTPクライアントにはファイルやディレクトリの削除機能がありません。
一旦FTPサーバにアップロードするとこのソフトだけでは削除ができません。(パソコンのFTPを使って削除する必要があります)
バイナリモードしかない 通常のFTPソフトにはアスキーモードというテキストファイル転送のためのモードがありますが、このソフトにはバイナリモードしかありません。
アスキーモードはファイル中に含まれる改行コードの整合性をとるために用意されており、あらかじめ改行」コードに留意してテキストデータを作成しておけばバイナリモードで転送しても大丈夫です。
HTMLで作成したホームページ用ファイルは本来アスキーモードで転送する必要があるのですが、MOREソフトのエディタで作成した場合は改行コード問題を考慮する必要はありません。
またフォトメモリの画像はバイナリモードで送信するのが基本です。
パワザウ側ファイル名の制限 パワザウのファイル管理システムの仕様でファイル名の基本部分は大文字しか使えません。(小文字を使うと強制的に大文字に変換されます)
そのため、FTPサーバ上で小文字のファイルネームがついているファイルをパワザウにダウンロードして、それを再度アップロードすると別のファイルとして扱われます。
この点をあらかじめ考慮したFTPサーバ上のファイル名の設定を行えば問題はありません。
パーミッションの設定ができない パーミッションと言うのはFTPサーバ上のファイルの属性(ファイルの読み出し、変更に関する権限)ですが、CGIスクリプトなどの場合パーミッションを変更しないとそのサーバ上で利用できない場合があります。
このFTPソフトにはパーミッション設定機能がないためこのような用途には使えません。
ただし、あらかじめパソコンのFTPでパーミッション設定をしたファイルを作っておき、それを上書き更新(アップロード)すればパーミッションは引き継がれるので、必要に応じてダミーのファイルをFTPサーバ上に登録しておけばよいでしょう。
この他の制限

FTPコマンドにはこのFTPクライアントソフトが実装している以上に様々なものがありますが、常時必要なものではないため実用面での問題はないでしょう。