■モデムログから初期化コマンドを知る
Windowsの標準機能としてこのトロールパネルからモデムを選択、そのプロパティでモデム初期化命令を見ることができます。
コントロールパネルでをクリックするとモデムプロパティウインドウが開きます。
目的のモデムを選択します。
選択するとそのモデムの詳細設定画面になります。
ここで「接続」を選択します。
この画面の「詳細」ボタンをクリックします。
クリックすると接続の詳細設定画面となりますので、「ログの記録」にチェックして下さい。
チェックした状態でダイヤルアップ接続をするとモデムに対する初期化コマンドなどの出力状況が把握できます。
Winodws 98なら「ログ表示ボタン」をクリックするとログが表示されます。
Windows NTの場合は \Windows に"Modemlog_TM-AD1280.txt"のようなファイル名でログファイルが作成されていますのでエディタなどで開いてください。
■モデムログの中味
調べるポイントは「送信」で"AT"に続く部分です。
例:アイワ ISDN TA TM-AD1280の場合
この資料から初期化コマンドは "AT&FX1S0=0G41=1G42=0G44=0G1=2G11=2S7=55\Q3"となりますが、モデムマニュアルなどを見るともっと短縮しても問題は出ません。
"AT&FE0V1G1=2"程度で初期化は完了します。
ただし、現時点(2000/07/18)でこのTAによる通信は成功していません。
07-16-2000 22:13:10.662 - TM-AD1280(PPP 64K) は使用中です。 07-16-2000 22:13:10.662 - モデムの種類: TM-AD1280(PPP 64K) 07-16-2000 22:13:10.662 - モデム INF パス: oem1.inf 07-16-2000 22:13:10.662 - モデム INF セクション: TA16 07-16-2000 22:13:10.822 - 115200,N,8,1 07-16-2000 22:13:10.822 - モデムの初期化中です。 07-16-2000 22:13:10.822 - 送信: AT&F<cr> 07-16-2000 22:13:10.822 - 受信: AT&F<cr> 07-16-2000 22:13:10.822 - 受信: <cr><lf>OK<cr><lf> 07-16-2000 22:13:10.822 - 変換した応答: OK 07-16-2000 22:13:10.822 - 送信: ATX1S0=0G41=0G42=0G44=0<cr> 07-16-2000 22:13:10.832 - 受信: ATX1S0=0G41=0G42=0G44=0<cr> 07-16-2000 22:13:10.842 - 受信: <cr><lf>OK<cr><lf> 07-16-2000 22:13:10.842 - 変換した応答: OK 07-16-2000 22:13:10.842 - 送信: ATG1=2G11=2<cr> 07-16-2000 22:13:10.842 - 受信: ATG1=2G11=2<cr> 07-16-2000 22:13:10.842 - 受信: <cr><lf>OK<cr><lf> 07-16-2000 22:13:10.842 - 変換した応答: OK 07-16-2000 22:13:10.842 - 送信: ATS7=55\Q3<cr> 07-16-2000 22:13:10.852 - 受信: ATS7=55\Q3<cr> 07-16-2000 22:13:10.852 - 受信: <cr><lf>OK<cr><lf> 07-16-2000 22:13:10.852 - 変換した応答: OK 07-16-2000 22:13:10.852 - ダイヤル中です。 07-16-2000 22:13:10.852 - 送信: ATD##########<cr> 07-16-2000 22:13:10.862 - 受信: ATD0529305035<cr> 07-16-2000 22:13:11.823 - 受信: <cr><lf>CONNECT 64000<cr><lf> 07-16-2000 22:13:11.823 - 変換した応答: 接続 07-16-2000 22:13:11.873 - 64000bps で接続を確立しました。 07-16-2000 22:13:11.873 - エラー制御がオフか、または不明です。 07-16-2000 22:13:11.873 - データ圧縮がオフか、または不明です。 07-16-2000 22:31:39.847 - モデムの切断中です。 07-16-2000 22:31:39.847 - DTR をオフにすることによるハードウェア切断。 07-16-2000 22:31:40.227 - 受信: <cr><lf>NO CARRIER<cr><lf> 07-16-2000 22:31:40.227 - 変換した応答: キャリアなし 07-16-2000 22:31:40.227 - 送信: ATH<cr> 07-16-2000 22:31:40.237 - 受信: ATH<cr> 07-16-2000 22:31:40.237 - 受信: <cr><lf>OK<cr><lf> 07-16-2000 22:31:40.237 - 変換した応答: OK 07-16-2000 22:31:40.237 - 115200,N,8,1 07-16-2000 22:31:40.237 - モデムの初期化中です。 07-16-2000 22:31:40.237 - 送信: AT&F<cr> 07-16-2000 22:31:40.387 - モデムの切断中です。 07-16-2000 22:31:40.387 - 送信: AT&F<cr> 07-16-2000 22:31:40.498 - 受信: AT&F<cr><cr><lf>OK<cr><lf> 07-16-2000 22:31:40.498 - セッションの統計情報: 07-16-2000 22:31:40.498 - 読み取り : 112244 バイト 07-16-2000 22:31:40.498 - 書き込み : 12610 バイト 07-16-2000 22:31:40.498 - モデムが閉じました。 |