■変な仕様

※注)この裏技はMI-504/506のためのものです。 MI-100系以降の機種ではこれらの制限が緩和されています。


これはバグにすべきか裏技で対応すべきか悩む点ですが、各接続先別の「接続設定条件1」でコネクションIDやコネクションパスワードを登録しますが、ここではコネクションIDが31文字まで入力できるのに実際には16文字分しか登録できません。

また、コネクションパスワードは16文字までしか入力できません。

通常のインターネット接続設定画面

通常のインターネット接続設定画面でコネクションIDやコネクションパスワードを入力すると、IDは31文字まで入力可能でパスワードは16文字まで入力可能です。
しかし、設定後再度接続条件を見るとIDは31文字登録したはずが16文字しか登録されていないように見えます。

また実際のアクセス時にも16文字分しか送出されません。

■技の使い方

メール受信などで接続先設定を行います

メール受信画面で「メニューキー」にタッチすると設定メニューが表示されます。

その中の接続先(Internet)を選択します。

このメニューから接続先を選択して接続条件設定1を行う場合コネクションIDは31文字、コネクションパスワードも31文字まで登録できます。

接続時には正しくそれぞれの文字数分データが送信されます。

また、この設定は通常のインターネット接続の場合にも反映します。(ただし通常のインターネット接続設定画面で見るとID、パスワードとも16文字しか表示されません)


■どのような技なのか?

長いコネクションIDやパスワードが必要な場合に利用します。

ワールドワイドなプロバイダに加入している場合、海外でアクセスポイントを利用する際にコネクションIDにノード名などを付ける仕様となっている場合があり(ATTなど)16文字で不足する場合にこの技を利用します。

国内プロバイダでも長いIDやパスワードが必要な場合の対応手段となります。


■御利益

長いパスワードの入力はカラーザウルスの頃から問題になっていた点ですが、これで対応できるようになりました。

ただし、なぜ通常のインターネット接続設定で16文字しか対応していないのか理由がわかりません。

この裏技については「ザウルスホットライン」でオフィシャルな設定方法として教えてくれるため仕様と理解できないこともないのですが、ユーザーサイドでは混乱の元となっています。

1997/09/01にバグフィックスのためのアップデートプログラムが公開されましたが、この点に関しては未対応となっています。

さすがにまずいと思ったのかMI-610では改善されています。

MI-610における改善
コネクションID 31文字(半角) 全角不可
コネクションパスワード 31文字(半角) 全角不可
メールアカウント 64文字(半角) 全角不可
メールパスワード 31文字(半角) 全角不可
メールサーバー 256文字(半角) 全角不可
メールアドレス 256文字(半角) 全角不可