■危険な裏技
この裏技は使い方を誤るとパワーザウルス内部のデータファイルを破壊します。(特に拡張子が".BOX"や".BIN"のもの)
破壊されると初期化せざるを得ない状況になりますので、特に「削除」は内容を理解していない場合は絶対に使わないようにして下さい。
■技の使い方
インデックスメニューでパソコンデータを選択します | |||
通常の状態ではこのように表示されます | |||
「機能」キーにタッチしてから「逆送り」にタッチ アイゲッティも同様です |
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するとこのようにパワーザウルス内部ファイル一覧が表示されます ファイル表示は画面のように名前、拡張子、容量、日付の順番で表示することができます |
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ファイルの並び順条件 名前、拡張子、容量、日付の順に並び替えることができます。 |
■どのような技なのか?
パワーザウルス本体及びカード上に登録されている各機能データファイル一覧を表示します。
xxxxx.box というのがデータ本体、xxxxx.idxというのがインデックスファイルなどのような拡張子の意味づけがなされています。
カラーザウルスでも同様のことができたのですが、ファイル名はアルファベット順でしか表示することができませんでした。
■御利益
この裏技は通常の利用において百害あって一利なしの技だと思います。
削除ボタンを操作する事によって簡単にファイル削除ができてしまい、結果的に内部ファイルの不整合が起こり初期化を余儀なくされる場合があります。
本来この裏技はMOREソフト開発などで不要なファイルを作成した場合の確認や強制削除のためのものだと思うのですが、「ザウルスシステムユーティリティ」のようにユーザーが誤操作しないような配慮が必要ではないかと感じます。(機能+逆送りは偶発的に操作する可能性があります)
ただし、十分に特性を理解した上でファイル削除するのであればフォトメモリファイル(PAINT1.BOX)ごと削除してしまうという便利技などが利用できます。
この方法ならメモリ整理をせずにフォトメモリ全データ削除ができます。
保証外の使い方のため本当にメモり上でクリアされているのかどうかは分かりません。
場合によってはメモリ管理の中に現れないエリアとして内部に残っているのかもしれませんので使い方には要注意です。
■一利ある使い方
Q&A会議室で質問のあった、メールに添付されたデータがザウルスのパソコンデータとして扱えない種類のものだった場合に削除できないという問題を解決するためにこの裏技が利用できます。
最近はフラッシュメモリカード経由でテキストファイル(拡張子.TXT)を本体に転送することができるようになっていますが、このファイルは標準状態のパソコンデータでは表示されません。 この場合も拡張ファイルリストを使って削除することができます。
メールに添付されたデータ ザウルスで扱えない形式のデータでも添付データとして扱われるため、「登録」するとザウルス内部にファイルが作られてしまいます。 特に"bin"ファイルはザウルス内部では実行プログラムとして扱われるため「特殊なファイル」扱いされます。 |
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直後のパソコンデータ メールから添付データを「登録」してもパソコンデータリストには"画像.bin"ファイルは表示されません。 "画像.gif"のように".gif"形式はパソコンデータとして扱うことができ、この画面から削除できます。 |
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ザウルス内部に作られた特殊なファイル名 裏技を使うと全ファイルリストが表示されるので、"画像.bin"も表示されます。 |
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削除 削除にタッチすると確認ダイアログが表示されるので、「はい」にタッチします。 |
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削除後 不要なファイルが削除されました。 |
★拡張ファイルリストでも表示されないデータ
ザウルスの内部ファイルのうち特にパスワード関連ファイルは拡張ファイルリストでも表示されません。
パスワードファイルを消しちゃうと簡単にシークレットデータが見えてしまうというザウルスの大甘セキュリティをこっそりと隠しているのかも(^^?