これもNewsGroupであるfj.sys.zaurusへの投稿によって広く一般に知られるようになりました。(Special thanks 金子@仙台電波)
■技の使い方
画面はどこでもかまいません アイゲッティはオリジナルメニュー |
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初期化をペンで押しながら | |
機能にタッチします アイゲッティはその後「表示」をタッチ |
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するとこの画面が表示されます 赤い文字になっている部分がこのタスクリストを表示した段階で実行されていた機能を現しています(この場合はメニュー) |
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更にタスクリストにタッチするとメモリマップが表示されます |
■どのような技なのか?
パワーザウルス上で動作しているソフトの実行状況を表示します。
Windows 95で言えばctrl+alt+delで表示されるタスクリストと同じようなものです。
多分デバッグ用途に用意されたものがそのまま残されているのではないかと推測しています。(実際はMOREソフト開発時にシステムヒープの容量が十分かどうかのチェックやメモリリークをチェックのために存在します)
タスクリストにカーネル残りメモリが表示されますので、各種機能を実行し終了後にカーネルメモリの値に変な動きがある場合リソースの解放失敗によるメモリリークが存在する可能性があり、そのあたりを見るためのものではないでしょうか?
このことはメモリマップ表示からも伺い知ることができます。
ヒープ(アプリが利用するワークメモリ)を表示することでアプリケーションが取るべきヒープ領域の最適値を割り出すための資料としているような気がします。
また、デバッグの際にも未解放ヒープが残っているのかいないのかもここから判断できそうです。
■御利益
一般的な利用では御利益的なものはありません。
MOREソフト開発などでは他のタスクとの干渉やリソースの消費状況などを監視することができるため役立つと思われます。
パワーザウルスを自慢する時にこのタスクリストを見せて、「パワザウはマルチタスクでこんなにソフトを動かしても十分速い」などと言ってみるのも良いでしょう。
ただし、本当にマルチタスクしているかは?です。(裏に回ったタスクは休んでいる可能性もあります:画面の task waitから:こちらもMOREソフトを作っていてわかったのですが、OUT状態になっている場合は休んでます。 EXCE状態でメッセージIDをチェックしながら動作します)
MOREが簡単に作れるならタイマやカウンタを利用して裏タスクで更新されるかをチェックすることで簡単に分かるのですが。
また、プリエンプティブなマルチタスクなのかどうかも??です。
でも、このようにPDA用OSを作ることのできるシャープ(株)の開発スタッフの努力は高く評価しなければならないと思います。(ちょっとヨイショ)