■謎のハードウェアに迫る
発売開始が宣言されたものの販売店店頭に並ぶ性質の商品ではない(法人営業推進部扱い)ためなかなか現物にお目にかかれないビジネスザウルスなので、今回の展示会では様々な角度から撮影を行いその機能と特色を調査しました。
ビジネスザウルス向け周辺機器群に関しても可能な限り情報収集しています。
基本仕様に関してはビジネスザウルスパワーザウルス仕様比較をご覧下さい。
シャープ株式会社 ビジネスザウルス'98-4カタログからスキャナで取り込み |
BI-T318 MI-610と比較すると左側のキー配列に違いがあります。 業務1〜4キーが設定されています。 このキーにはMOREソフトなどのユーザーアプリを割り当てることができます。(出荷当初は未定義となっています) |
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シャープ株式会社 パワーザウルス98-3新製品ニュースより |
MI-610 こうやって2機種を並べてみると外観的には筐体の色とキー配置以外の違いはありません。 |
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BI-T310パッケージ レイアウト的にはパワーザウルスと一緒ですが、パワーザウルスの場合は本体の画像はカラーですが、ビジネスザウルスはモノクロです。 |
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同裏側 こちらもパワザウのカラーに対しモノクロ基調です。
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ビジネスザウルスのバージョン このバージョンもあまり意味が無い(実際はパッチ番号)なのですが、一応チェックしたところ展示機は18でした。(ただし展示機に型番や機器名の入った銘板シールが貼られていないことから実際の市販品は違う気がしますし、頻繁にバージョンが変わる可能性があります) |
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シャープ株式会社情報システム事業本部 法人営業推進部提供CD-ROM(SJH-BPZ-V02)より |
CE-IR15(Irクレードル) ビジネスザウルスと組み合わせることでIrDA1.1(4Mbps)による自動通信を実現します。 ビジネスザウルスへの電源供給もこのクレードルを通して行われます。(クレードル用電源はCE-CB1経由で供給) また、パワーザウルスと組み合わせ使うこともできますが、この場合電源は従来通りACアダプタを経由したものとなります、また、通信速度もIrDA1.0(115Kbps)となります。 |
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CE-IR15電源接点 6個の接点があります。 接点右の溝はパワーザウルスを使う場合にACアダプタのケーブルを通す溝です。 |
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ビジネスザウルス側接点 この接点を通じて電源供給及び自動起動のための電圧印可が行われます。 データ通信には利用されないそうです。 この接点の場所からわかるとおりビジネスザウルスにモデムは内蔵されていません。(本当にここがベストな位置でしょうか?) |
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クレードルに載せたBI-T318 この状態ではまだ「載せただけ」です。 |
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クレードルに接続した状態 接続ボタンを押し下げることでビジネスザウルスに電源供給が行われ、同時にビジネスザウルス側で指定されたプログラムが立ち上がります。 クレードルを通じた電源投入はホスト側プログラムから行うことができるためビジネスザウルスをクレードルにセットしておけば夜間に無人でデータ更新等を行うことができます。 クレードルの接続ボタンの後ろに見える物はACアダプタから伸びているプラグです。 |
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クレードルのステータスLED ・アダプターからの電源供給状況 これらの状況を現します。 |
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シャープ株式会社情報システム事業本部 法人営業推進部提供CD-ROM(SJH-BPZ-V02)より |
ケーブル接続形態 カタログだとぼかしてあるACアダプタもしっかり接続する必要があります。 |
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クレードルから出る信号は10BASE-Tケーブルでコミュニケーションボックスに接続しますが、この間の信号はEthernetではなくRS422とのことです。(IrDA1.1のIrCOMM->RS422) |
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CE-CB1(コミュニケーションボックス) 注)他の資料を見るとCE-CS1となっている場合があります。 一見するとイーサネットのハブのように見えますがこのボックスはクレードルから出力された信号(IrCOMMプロトコル)をEthernetのTCP/IPプロトコルに変換する機能を持ったゲートウェイです。 1台で6台のクレードルを接続することができます。 コミュニケーションボックスは最大8台まで同時に利用することができます。(その場合クレードルは6x8=48台) CE-CB1自体はスタッカブルじゃないので複数台接続時には別途ハブが必要となります。 |
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接続状態 メビウス(Ethernet Card)<->ハブ<->CE-CB1<->CE-IR15<->BI-T318(5台)の接続状態です。 注意点)BI310/318とCE-CB1とCE-CR15を使っってもビジネスザウルスが直接LANに繋がっている状態にはなりません。 将来的(98/下期)にCE-CB2が発売される予定でこれを利用するとビジネスザウルスがLANに接続した状態となりイントラネット上の各種サーバに直接アクセスできるようになるようです。 |
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ビジネスザウルス標準MOREソフト MCOPに関連したソフトが初期状態で登録されています。 |