■上々の出来だが、PIMとしてはどうかな?

アイゲッティのデザインはなかなか良いと思っています。(1999年のグッドデザイン賞金賞を受賞)

カラーバリエーションもパールホワイトとブリリアントブルーという2色が最初からラインナップされており、ボディーの色とは変えたスケルトンなスライドケースはお洒落ですし、ストラップ用の穴が最初から用意されているのもこれまでのユーザー要望が通じています。

なお、携帯キーボードCE-KB1用のコネクタはありません。

931103BS.JPG (21348 バイト) アイゲッティの箱

これはMI-P1-A(ブリリアントブルー)のものですが、MI-P1-W(パールホワイト)も同じような箱に入ってます。

箱に大きくMI-P1-Aなどと入っていますので、購入時には要チェックです。

931103BR.JPG (18307 バイト) 側面

う〜ん、意味無し(^^;

ちなみにマニュアルは1冊にまとめられた物だそうです。

ソフト類は何も同梱されていません。

■本体

931103BP.JPG (25442 バイト) カラーバリエーション

スライドケースはパールホワイトにはグリーン基調、ブリリアントブルーには青基調のスケルトンタイプのものが添付されます。

スライドケースだけの別売は「現時点では未定」ですが、部品として取り寄せて遊んじゃうんだろうな(^^;



写真提供 シャープ株式会社殿

シャープ純正画像より

このような色合いです。

ブリリアントブルーはメタリック感アリアリです。(コミュニケーションパルの青とは違って高級感あります)

ig-ura.jpg (14853 バイト) 裏側

右に見えるのがコンパクトフラッシュスロット、左下にオプションポート16があります。

この画像を見て気付いたのですが、裏側に謎の穴があります。

詳しくチェックしてこなかったのですが、もしかしたらここは蓋かケースなどの差込口なのかな?

1999/12/23補足:この穴は後に発売されたMI-P2-B(ビジネスアイゲッティ)では蓋を固定するパーツの取り付け穴として利用されていました。

mi-p1-w-big-by-sharp.jpg (70930 バイト)
画像:(c)SHARP
MI-P1-W

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mi-p1-a-big-by-sharp.jpg (159607 バイト)
画像:(c)SHARP
MI-P1-A

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mi-p2-b-240-by-sharp.jpg (9580 バイト)
画像:(c)SHARP
MI-P2-B

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931103BO.JPG (21037 バイト) スライドケースをはめた状態

この状態でもスクロールボタンは有効になるため各種操作が可能で、スケルトンの向こうに見える画面表示は確認できます。(それでもタッチとかが必要になるのでできることは限られますが)

問題はスライドケースは完全に取れてしまうタイプのため、付け外しが煩雑になるという点でしょう。

外したケースは裏返してアイゲッティにはめ込めるのですが、毎回だと「面倒だ」ということ必至です。

ギミック的にはスライドして端っこで反転、裏に回すようなのが良かったと思うのですが。

931103BB.JPG (22653 バイト) ストラップ用の穴

できそうでできなかったストラップ用の穴が用意されました。

ただし、ストラップは「お好みのものをご用意下さい」とのこと。 シャープさんが付けると「黒になっちゃいます」には納得(^^;

ストラップの左に見える黒い枠部分が光通信インタフェース。

何よりハードウェアスクロールボタンが登載されたという点にザウルスユーザーの悲願達成(^^; を感じます。

931103BE.JPG (24317 バイト) スクロールボタン/電源ボタン

上下、左右にカーソルが動き「決定」ボタンで選択しているボタンなどを押した状態にできます。

メニューからの機能選択、各種機能でのスクロールができることは確認しました。

でも左利きの人、怒るだろうな〜

電源ボタンは「入」の他、戻るキーとしての役割もあります。

なお、画面タッチで電源オンというこれまでのザウルスの常識が通用しません。

電源切るのはタッチメニューの「切」なんですが、電源ボタンが戻るボタンとして使えた方が使い易いのでオッケーでしょう。

その一方で、カラーポケット時にも批判した「ワンタッチメニューキー」が廃止され、メニューから選択しなければならないという点にPIMとしての問題を感じます。

menu.jpg (2902 バイト) これだけで良いのかな?

なんでアドレス帳やスケジュールをワンタッチで呼び出せないのだろう? 確かに起動時に表示されるホームメニューは改善されてカスタマイズ可能になっているのでワンタッチで起動できるようにすることができますが、アドレス帳表示->スケジュールとかメールなど見るときも一旦戻って選択というツークッション以上の操作が必要となります。

PIM的快適性を犠牲にするのは納得できない部分でもあります。

最近メール送受信にコミュニケーションパルを使っているのですが、「メール送信」「メール受信」ボタンは便利だと思っています。

テリオスのメール受信キーなど更に進んで電源オン->メール受信->着信していたらランプ点灯と理想的なボタンになっています。

ザウルスだからハードキー不要ではなく、ワンタッチでメールが受信できるようなメニューキーやボタンはあっても良かったのでは?


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