メール端末

■増え続けるメール端末

メール専用端末の元祖はNTTドコモから発売されたMobile-Zからだと考えられます。 この機器はザウルスPI8000をベースとしたもので、デジタル携帯電話インタフェース内蔵/10円メール用ソフトが搭載されていました。

10円メールの利用とそれを経由したインターネットメールが可能だったたことと、価格的に非常に安かったため小ヒットしたようです。

メール端末を世間に知らしめたのは同じくNTTドコモのポケットボードです。

発売当初はこんなシンプルな(安っぽい(^^;)端末が売れるものか?と疑問に思う人が多かったのですが、これは男性の意見で、メールをしたい女性にとっては購入しやすい価格とバッグに入れて邪魔にならないサイズ、余分な機能が無いシンプルな操作性ということで受け入れられ爆発的な大ヒットとなりました。

初代ポケボーから始まり、ポケットボードピュア、ポケットボードプラス、ブラウザボードといった一連のシリーズがあります。

ポケットボードのヒットに触発されるようにシャープからはコミュニケーションパルが発売され、こちらもまずまずのヒットとなりその後、コミパルも2代目が登場、松下電器からはE-Bordというメール端末が発売され、今秋に開催されたCOMジャパンでも各社からメール端末が続々と発表されています。

ただし、携帯電話単体でメール送受信ができるi-mode端末も爆発的に普及しつつあり、現在は250文字程度に限られるメールの文字数が増えるようだとメール用端末は安泰では無いかもしれません。


◆現在入手可能なメール端末(文字数は全角文字の場合)

名称 特徴 価格目安 発売元
ポケボー
ポケットボード
10円メール専用端末
メール文字数:約2000文字
メール保存数:
8,000円 NTTドコモ
ポケボープラス
ポケットボードプラス
10円メール以外にインターネットメールも送受信可能
メール文字数:
メール保存数:
10,000円 NTTドコモ
コミパルMT200
コミュニケーションパル
10円メール、インターネットメールに加えブラウザが搭載されておりホームページの閲覧が可能、ファイルのダウンロードも可能
メール文字数:32,000文字+メールに添付のテキスト64,000文字まで
メール保存数:メモリ上限まで
画面サイズ320x240ドット(文字数24文字X 行)

MOREソフトにより読書ツールなどオリジナルソフトの利用が可能

25,000円 シャープ
ブラボー
ブラウザボード
これは上記のコミパルがベースとなっているため、仕様はコミパルに準じます。 25,000円 NTTドコモ

◆今後登場しそうなメール端末

cara.jpg (2420 バイト)
ツーカーセルラー
Cara
J-PHONE専用のメール端末
Cara単体でメールアドレスの取得が可能
簡易ブラウザ搭載
画面サイズ 2.84インチモノクロ320x160ドット液晶(26字X13行)
受信ボックス最大400件、送信ボックス最大200件、宛先管理最大200件
保存ページ10件、ブックマーク40件
短縮ダイヤル編集機能(ダイヤルデータ500件、グループデータ20件)
メモリ容量1MB
サイズ 156x80x26(185g) 電源単4電池2本/連続表示20時間、連続通信時間12時間
対応機種:ツーカーサイバーギガシリーズ:通信速度9600bps

新製品情報 http://www.tu-ka.co.jp/news/release/991025.html 

15,800円
(標準価格)
ツーカーセルラー
SII
pocekt-e.jpg (2207 バイト)
POCKET-E
DDIのH"(エッジ)端末/α32対応のPHS用
プロバイダとして利用できるのはDIONのみ

画面サイズ3.8インチ320x240ドットモノクロ8階調液晶
モノクロ小型カメラ搭載(120x120ドット)
スマートメディアによるメモリ増設可能2〜32MB/赤外線通信機能でFAX出力可能(同社おたっくすのみ対応)
H"端末との間でアドレス帳データ相互転送可能

サイズ163x93x29(280g) 電源単三電池2本/連続表示40時間

新製品情報: http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn991007-2/jn991007-2.html  

実売
2万円台
松下電器産業
九州松下電器

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