■電子書籍を読む
本を読む場合、机に座ってじっくりと読む/通学などの移動中/公園のベンチ/ベットや布団の上に寝転びながら、風呂の中やトイレの中(^^;で読むなど様々なシーンが考えられます。 最近は電子化された有償/無償の書籍データが増えてきており、データをダウンロードすることでパソコン上でも読書ができるようになりました。 |
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こういった電子書籍を読む場合デスクトップパソコンでも読むことはできますが、好きな場所で読むということはできません。 また、パソコンのディスプレイ上で文字を追うのはちょっと疲れます。(目も悪くなるかな?) | ||
電子書籍の読書にはノートパソコンが似合うのですが、こちらも「本」としてはやや大きめです。 「本」として読む場合手に持って読みたいところですが、B5サイズ以下のサブノートPCでも重さとしては1kg前後のものが最小となりやや重めです。 また、パソコンに類する機器の電源はおおむね充電池となっているため、これが切れてしまうとタダの箱になってしまいます。 どこでも好きな場所で読書の実現にはあと一歩といったところでしょうか。 |
■モバイルで読書
ザウルス アイゲッティ |
手で持って疲れず、紙の本と同様な感覚で読書ができるもとのしてはWindows
CE/ザウルス/Palm Pilot/WorkPadなどのPDA、ポケットボード/コミュニケーションパル(MT200/300)/ブラウザボードなのメール専用端末などがあります。 重量としては300g以下となります。 Windows CE/ザウルス/Palm Pilotなどはオリジナルプログラムを作成/実行することができるため、デスクトップやノートPCと同じように電子書籍を読むためのテキストリーダ、ブックリーダといったソフトウェアが存在します。 |
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テキストリーダー系ソフトウェアの機能を見ると文字サイズの変更/行間隔の指定/縦書き横書きの指定/ページ送り/しおり機能/検索機能など紙の本を読む場合と同等かそれ以上の機能があります。 これらのソフトを使えば電子書籍を快適に読むことができます。
(TTVブックリーダー haramasa氏) |
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一方のメール専用端末も初期のポケットボードのようにメール送受信しか出来なかったものからコミュニケーションパル/ブラウザボードのようにインターネット上のホームページを見ることができるようになった高機能なものまで存在します。 高機能なメール端末は場合によっては独自プログラムの実行が可能なものがあり、PDA等と同じようにテキストリーダなどが使える場合があります。 また、メールだけしか出来ない端末でもメールとして電子書籍データを受信することができれば、メールを読む画面で読書することが可能になります。 |
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i-modeやWAP対応端末はメール送受信の他、Webを参照することもできるようになっています。 現在の端末では記憶できる文字数も少なく「本」としての機能には弱いものがありますが、将来的には1冊分程度の記憶容量が確保できるようになり、電話で読書の時代も来ることでしょう。 |
モバイル機器の多くはパソコンなどと同様のメール送受信能力やWebアクセス能力があり書籍データを入手することは容易です。
海外での通信にも対応できている機器であれば世界中どこからでも書籍データの入手が可能です。
また、PDAに/メール端末ともに電池で動作するものがほとんどでその持続時間も数十時間に及びます。(カラーのザウルス系で4時間程度〜コミパル/ブラウザボード/WorkPadで80時間近く)
電池調達はコンビニ等で可能です。 世界レベルで考えても調達の問題はありません。
どこにいても書籍データが入手できて、どこでも読むことができて、どこでも電源調達が可能なモバイル機器こそが読書端末としてもっとも活用できそうです。
モバイル機器を使えばどこでも読書が容易に実現します。
■モバイルの特性に合わせた書籍データ提供サイトの必要性
もばりぶはモバイル機器で読書を目的として準備を進めていたのですが、現時点(99/11/14)ではザウルス/コミュニケーションパル/ブラウザボード専用化しています。
これらをまとめてザウルス系と呼んでいるのですが、特徴としてブラウザが搭載されており各種ホームページで公開されている書籍データを取り込むことができるということです。
ホームページを見ることはできるのですが、たとえば青空文庫で公開されている書籍データをダウンロードしてザウルスに取り込むことがはできません。
これがモバイル機器の特殊性で、パソコンならできて当然のことができないというもどかしさがあります。
また、PDA(Personal Digital Assitant)というジャンルで見ると、現在最も注目株なのがPalm Pilot/Work Pad系です。 こちらには既に青空文庫と互換性を持つデータを公開しているWebが存在しています。
WorkPad系専用Webがあるということはやはり機器の特殊性があるということで、今後登場する様々なモバイル機器にも多種多様な制限が存在することは間違いありません。
ザウルス系ユーザーが味わった「そこにデータがあるのに手に入らない」というもどかしさは、他のモバイル機器ユーザーも味わうことになるでしょう。
そのためにもモバイル機器の特性に合わせた書籍データ提供サイトが必要となります。
それを見据えて構築しているのがもばりぶです。
全てのモバイル機器をカバーできるとは思っていませんが、各種機器に対するデータの送り出しに柔軟に対応できるようにデータ構造などはあらかじめ汎用化してあります。
モバイル機器の記憶容量/1画面あたりの文字数などを考慮したデータ送りだし部分さえ用意できれば、どれでも読書ができる可能性はあると考えています。
■e-shotという選択肢
もばりぶの構築を始めたのは10月下旬なのですが、その後NTTドコモからe-shotというサービスが発表されました。
このシステムはもばりぶで考えていたメール端末系モバイル機器に対する書籍データの送り出しとほぼ一緒の仕組みのようです。(99/11/14時点では概要しか公開されていません)
ユーザーは必要なWebの情報をe-shotシステムにメール等でリクエストを出し、e-shotはそのリクエストに応じインターネット上のWebにアクセス、ページデータ中のテキスト部分だけを抽出してユーザーのメール端末の受信可能文字数、画面に表示できる文字数などを考慮した変換を行った上でユーザー宛にメールするというシステムのようです。
対象となる端末はポケベルのInfonext、ポケットボード/ブラウザボードといったメール端末、i-modeなどの携帯電話まで幅広くサポートする予定のようです。
もばりぶではe-shotサービスとの連携を取る予定で、現在仕様書などを取り寄せています。
自前のシステムを作る手間が省けてラッキーなのですが、e-shotが使えるのはNTTドコモの携帯電話等だけなので、それ以外の端末に関しては結局自前で作らなければなりません。
■次々に始まるモバイルでWebアクセス
e-shotと同様のサービスとしてDDIポケットなどもメール端末や文字電話を対象としたモバイルWebアクセスを実現しています。
Web上の任意のページをメールでリクエストすると各機種の仕様に合わせた長さで該当ページを切り出しメールとして電話端末や文字電話に転送してくれるサービスです。
まだ端末とのにらめっこ状態ですが、ちょっとした読書に利用できそうです。
■代表的なモバイル機器
もばりぶを運営している私は長年ザウルスユーザーをしているため、ザウルス系PDA以外には疎いため最新の情報では無いかもしれませんが、どこでも読書できそうなモバイル機器についてまとめてみました。
2.メール端末系
4.その他(Windows CEなど)