■風景を取り入れたザウルスポケット

このカラーポケットは女性が使っているものです。

それを踏まえた色遣いとデザインがなされています。

zaupocke.jpg (26539 バイト)

デジカメの画像では実物の色合いや奥行きなどが再現できません。

描かれた部分は平面では無く、後述する作業工程によりそれぞれの風景が階層的に奥行きを持った物となっており、見る角度で表情が変わります。


 

■ザウポケが生まれ変わるまで

林氏の技法は顔料による透明感のある描画と、透明な樹脂を塗り更にその上に金箔(レーザー箔)や螺鈿細工で使われる貝の殻を加工したものなどを載せ更に樹脂層を重ねて奥行きを深めて行きます。

エアブラシ作業 エアブラシを使いベースとなる部分に色をのせる

エアブラシ作業はあくまでも補助的なもので、描いていく背景部分に色をのせていく感じです。

山の部分を描く 山の部分を描いていきます

ここで一筆複数色塗りの技が発揮されます。

雲を描く 山にかかる雲のたなびく様子
木々を描く 山の中に浮かぶ木々

こちらは細筆で枝ぶりなどを描いていきます。

森 木々の部分

この画像も拡大したもののため、うまく再現できていませんが、木々の枝振りなどが非常に力強く表現されています。 

持ち主が描く オーナーも参加

林氏の勧めでザウポケ所有者も「木」に挑戦。

でも林氏曰く「本当に描いた人は貴女が初めてです」とか(^^;

自分で描くと愛着度もアップ。

wood2.jpg (3841 バイト) 真ん中の木

オーナの手による木(^^; 

奥行きのある構図 山と木々が描かれた状態

遠くの山から手前の木々までが見事なまでの奥行きを持ち描かれています。

花を描く 花の部分を描く

女性の持つザウポケにふさわしく「桃」とも「桜」とも言える花の部分を描いていきます。

最初の層の完成 最初の層の完成

京都を思わせる山並み、そびえ立つ木々、春らしさを感じさせる桃色の花が描かれました。 


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