e-TRONを使ったバーチャルミュージアムらしいのですが、なぜe-TRONを利用しているのかの説明がありません。
説明が無いのにあちこちでe-TRONという表記が目立ちます。 こういう意図不明の展示方法が日本科学未来館には結構見られます。 展示内容を決めるオブザーバーの間に勢力争いがあることが透けて見えます。
e-TRONカード発行端末 入場時にカードを受け取ります
バーチャルミュージアム端末
丸い枠の中にe-TRONカードをセットします。
ミュージアムの中はゲーム用のコントローラーを使って操作します。
バーチャルミュージアムを使うって見られるのは薬草の展示らしいのですが、この展示に意味があるかどうかは謎です。
バーチャルミュージアムを眺めている人が複数いる場合はミュージアム内で人物の影なども見られますが、体当たりしても転ぶわけでもなし、一体何の意味をもってこの展示をしているのかがわかりません。
どうせなら日本科学未来館全体をバーチャル化して館外からでも楽しめるようにしたほうがいいのに。
■ミュージアム内の実物展示
バーチャルミュージアム内の展示物については「萎え〜」なものですが、実物展示品についてはためになるものが数多くあります。
実物展示品はコンピュータを構成する素子類やコンピュータ科学についてのものです。
スイッチング素子
コンピュータの最も基礎な部分である「ビット」処理をする素子類が展示されていました。
スイッチング素子の変遷
汎用の真空管から専用の真空管、リレー、トランジスタを経て、ICやLSIに至るまでの部品が展示されています。
世界初のマイクロコンピュータインテル4004
元々日本のメーカービジコン社が電卓用に開発を依頼したロジックチップですが、汎用的性格を持ったマイクロコンピュータとなりました。
設計には日本のエンジニア嶋正利氏がかかわっています。
現在のPentiumのご始祖です。
電子ブック
コンピュータ技術の集大成の一つが電子ブックでしょう。
液晶表示装置、データを保持する薄型ハードディスク、低消費電力のCPUが搭載され電子化された書籍データを表示します。