このツールは危険度がやや大きめです。
正しく使えば便利なツールですが、ファイル削除などで誤操作をするとザウルス内部ファイルに重大なダメージを与えます。
各解説を見ても理解できない場合は使うのをやめておいた方が無難です。
■ざうまがundocumentedの屋台骨
ざうまがWebにおけるundocumentedの多くはデータフォーマット解析のものです。
外部ファイルのものは比較的簡単に分析できるのですが、ザウルス内部ファイルのデータは簡単に取り出すことができません。
そのためザウルス内部データ吸い上げツールともいうべき物が必要になります。
それがこのSuperPLKです。
"SuperPLK"というネーミングは元々PIシリーズ用のアドイン開発環境であるCE-KT1付属のファイル操作ツールに"PLK.EXE"があり、これを超えるツールとして名付けました。
"PLK.EXE"はMS-DOSコマンドラインで動作するソフトであり、このソフトが登場した当時のWindows 3.1環境では通信エラーが多発するという問題がありました。
このあたりの状況はundocumentedへの道に詳しく書いてあります。
SuperPLKの完成によりザウルス内部の各種ファイルを取り出して研究できるようになり、その後の解析作業が大きく前進しました(^^)/
■パワザウ3(MI-C1)対応
ザウルスMI-C1が発売されるのを機に、プログラムを一部改修してパーフェクトバックアップ/リストア機能を搭載しました。
特に目新しい物では無く、手作業でファイル選択/アップロード/ダウンロードしていたのを自動化したものです。
ザウルスパワーコネクションなどのバックアップ機能ではドライバがバックアップできないなどの問題が生じており完全にバックアップしたつもりでも購入直後の状態に戻せないという状況です。
SuperPLKでは内部ファイルを全てファイルのままバックアップしますので、そのままリストアすれば購入直後の状態に戻せます。(ただしこれをする場合はザウルスを一旦完全初期化する必要があります)
■SuperPLKの機能
詳しい説明は各リンク先をご覧下さい。
機能 | 解説 |
環境設定 | 通信速度設定などを行います。 |
バックアップ リストア |
バックアップはザウルス内ファイル情報取得->全ファイル選択->ザウルスからPCへアップロードという一連の操作を自動化したものです。 リストアはその逆の操作です。 |
ザウルス内ファイル情報取得 | ザウルス内部にあるファイルのリストを取得します。 取得したリストを元にアップロードや削除をすることができます。 |
ザウルスからPCへアップロード | ファイルリストに表示されたファイルを選択しアップロードすることができます。 |
PCからザウルスへダウンロード | ダウンロード用に選択したファイルをザウルスへダウンロードすることができます。 |
ファイル削除 | リストで選択されたファイルを削除します。(危険度大) |
ファイルチェック | あまり使う機能ではありませんが、ザウルス内部ファイルのヘッダを見るために使います。 SuperPLKではファイルがあるか無いかの確認に使っています。 |
PCリンク解除 | ザウルス側のパソコンリンク状態を解除します。 |
■セットアップ方法
SuperPLK.LZHをダウンロードしてから展開して下さい。
その中にREADME.TXTが用意してあります。 それを参照の上セットアップして下さい。
基本的にはSETUP.EXEを実行するだけです。
マニュアルはこのWebの記述と同じ物をmanual.lzhとして添付しておきますので、展開してお読み下さい。(index.htmを指定)
★インストール時の問題
もし、お使いのパソコンにVBRJP200.DLLが既にインストールされている場合はVBRJP200.DLLがコピーできないというメッセージが表示されます。
この場合、インストールは正常に終了しています。
VBRJP200.DLLはVisualBasicで共通に使われるファイルのため、既にインストールされている可能性があります。
★自動的に作られるディレクトリ
ザウルスから受信したデータを保存するためにSuperPLKをインストールしたディレクトリの下に"data"というディレクトリが作成されます。
また、バックアップ時に日付を基本としたディレクトリ名が作られます。
■アンインストール
全て手動で行ってください。
"\splk"ディレクトリを丸ごと削除します。
SuperPLKのダウンロード |
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ファイル名:SUPERPLK.L.ZH |
ファイルサイズ479,300 バイト |
ダウンロード後展開してSETUP.EXEを実行して下さい。 |