このページを見てしまったあなた! パワザウ壊しても良いんですね?
■史上最強(最悪)の裏技発見される
私のページをご覧の方から一通のメールをいただきました。
そこには過去に例を見ない驚異的な裏技が記されていました。
一体どうやったらこんな裏技を発見できるのか? 非常に謎ですが世の中には私をはるかに凌駕する「ウルトラスーパー人柱」な方が存在するのも事実で、それをわざわざ私に教えてくれるとはホームページ作ってて良かった冥利につきます(^_^)v
あまりにすごい裏技なので公開しちゃって良いのか3秒程悩みましたが、こういう面白いネタは滅多にないので即座に公開を決意しました。
ただし、本当にパワザウ壊す可能性があるので試すのはやめておいたほうが良いです。
★唯一使える技
通常のタッチパネル調整が出来ないほどポジションがずれてしまった場合はサービスダイアグのタッチパネル調整を使うとなんとか回復できます。
■どのような裏技なのか?
これはハードウェアメンテナンスのための裏技(というか、サービスマンにとっては公然の技なのかな?)のようです。
ハードウェアの各種チェック、内部ファイルのチェックなどのメニューがあります。
チェック関連で内部データを消去したり、変な値を書き込む場合があり非常に危険な部分もあるため全部をチェックしたとは言いかねますが、大丈夫そうな部分は一通り試してみました。
なお、この技はMI-506とMI-610で内容が異なりますが、両者とも同じ手順で実行することができます。
説明はMI-610を中心に行います。
サービスダイアログ画面 この画面の中は比較的安全な項目です。(バックアップしていないのにリストアしたらアウトですが) |
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とりあえず安全な技 電池残量チェック 電池温度モニタまでしているとは驚きでした。 解剖したときに温度センサーまでは発見できませんでした。 |
■さて使ってみましょうか
まず、完全なバックアップを取って下さい。
ただし、バックアップを取ってもバックアップされないデータも一部ありますので、そのデータはあきらめるしかありません。(パワザウ本体を完全に初期化したときと同じ状態になることを覚悟して下さい)
データ壊した(T_T) 実験中だったので実害はありませんが全初期化せざるを得ない状態にしてしまいました。(特にハードウエア的な異常は出ていない...気がします) |
バックアップ経路もケーブルによるバックアップ、フラッシュディスクカードによるバックアップ、各機能ごとのバックアップと何が起こっても決して泣きを見ないよう最大限のバックアップを取っておきましょう。
問題の接点 電池蓋を外すと幾つかの接点が見えるはずです。 赤枠の中の3接点のうち両端の接点がポイントです。 接点を間違えるとザウルスが壊れます。 |
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セットアップ 両端の端子をショートさせながら電池蓋ボタンをロック(使用時)の位置にします。(この例では金属製ピンセットでショートさせています) すると、「ピロピロ、ピロピロ」というアラームが鳴ります。(MI-610の場合1回MI-506の場合3回) 鳴ったら接点のショートを解除しても構いません。 裏返して液晶画面を見ると「サービスダイアログ」の画面になっているはずです。 この方法でセットアップする場合、蓋を付けることができないため電池が抜ける可能性もありますのでご注意下さい。(コードか何か作ってショートさせておいて蓋を閉じ、ロック位置にする方法もあります) |
■サービスダイアログからの抜け方
一旦電源を切り、電池蓋ロックスイッチを「解除(交換時)」->「ロック(使用時)」にすればサービスダイアログモードから抜けることができます。
この時パワザウの画面には「お待ち下さい」としばらくの間表示されます。
この間に内部データチェックをしており、異常がある場合はその旨メッセージが表示されます。
もし、異常が回復しない場合は全初期化する必要があります。
■サービスダイアログの画面
サービスダイアログモードに入るとメニューキー他のキーの割り当てが変わります。
下手に触ると何が起こるかわかりませんので「切」、「中断」、「順送り」、「逆送り」以外は触らない方が安全です。
何かおかしくなったら「順送り」、「逆送り」にタッチしてみましょう。
それでも何も起こらない場合は「中断」にタッチしてみましょう。
それでダメなら電源を切りましょう。
これでダメなら電池蓋ロックスイッチを「解除」->「ロック」としてみましょう。
この色の機能は試さない方が無難なものです |
この色は「絶対しちゃだめ!」です。 |
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コモン電圧調整画面 |
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パッチ消去だけは絶対にしないほうが良いでしょう。 |
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チェックに対する復旧のようです。 上記のエラーも一部回復しました。 |
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未定義でした。 これからも機能が増えるのだと思います。 |
この裏技の発見はパワーザウルスの機能解析に多大な貢献をすることになるでしょう。
undocumented ZAURUSの1年分ぐらいの価値があります(^_^)v
ビジネスザウルスの発表と同時に存在の明らかになった「クレードル」に関してもMI-610にその項目が存在しています。
バッテリチェックで表示される「クレードル」という項目 |
■パワザウ1(MI-506)幻のオープニング表示方法
これはMI-506でしか使えないようですが、サービスダイアグのタブレットチェック画面が表示されたら電源を切ります。
タッチパネル調整 MI-506のサービスダイアグ(2/6)で表示されます。 ここで電源を切ります。 |
次に電源を入れると幻のオープニングが表示されます。(この状態で画面コピーが取れます)
幻のオープニング パワーザウルス1(MI-500系)のデビュー時にデモマシン上で表示されていたはずのオープニング画面だと思います。 |
再度電源を切って電源を入れる操作を2回繰り返すとサービスダイアグが表示されます。
このままオープニングにしたいのですが、この画像をフォトメモリに取り込んでオープニング設定する以外に方法はないようです。
■ちょっとだけundocmented
パワザウ1(MI-506)の内部ドライブ"S5:"には"OPENING.ZPM","OPENIN2.ZPM","OPENIN3.ZPM"というファイル名を持つファイルが登録されています。(パワザウ2には登録されていません)
以前カラザウを解析した時に"OPENING.ZPM"はカラーザウルスのオープニング画面でした。
よって、"OPENIN2.ZPM"や"OPENIN3.ZPM"もオープニング画像だと思っていたのすが、このファイルを抜き出すツールがないため確認できていませんでした。(対ザウルス汎用通信ユニットでもダメなのです)
本当に危険な技で「ユーザーFLASHチェック」を実行したときにデータ消去という文字が出たときには目の前が真っ暗になりました(^_^;
結局各機能データの一部が壊れて正常動作しなくなりましたが全初期化して事なきを得ています。(本当に無事かは謎ですが)
このような貴重な情報を教えて下さった「匿名希望」氏に重ねて感謝の意を表しますm(_ _)m
あなたは裏技を知ってしまいましたね。
知らなきゃ良かったと思うかも(^_^;