■一つじゃないバージョン番号
カラーザウルスの時はインターネット接続の「9月病(9月に入るとインターネットにアクセスできなくなるバグ)」の発覚によりバージョン表示させる方法が公開されました。
これによりカラーザウルスは様々なバージョンが市場に流通していることが判明し、どのバージョンが最新のものかユーザー間で話題になったものです。
ファーストロットは14(16進数表記)だったと思うのですが、最終的には32K PHSデータ通信(PIAFS)対応のためのバージョンアップで30までアップしました。(それでもバグらしきものは最後までなくなりませんでした)
パワーザウルスにも同様の方法でバージョン情報を表示させることができますが、このバージョン情報はどうも本当のバージョンを現しているとは言えないようです。
■技の使い方
インデックスメニューでメモリ管理を選択します アイゲッティも同様の操作です |
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「機能」キーにタッチしてから「順送り」にタッチ アイゲッティは機能にタッチしてからスクロールボタンの上向きを押す |
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画面右下隅に表示されている「10」がバージョン番号です(ただし本当のバージョンかどうかはわかりません) |
■どのような技なのか?
とりあえずのバージョン表示となりますが、とある展示会でこのバージョンを表示(展示機のバージョンはFFhから03あたりまで存在していたようです)していたら説明員の方が「その方法では本当のバージョンは分かりませんよ」と言うではありませんか。
どうも他に本当のバージョンを表示する方法があるようです。
教えてもらおうと粘ったのですがダメでした。
パワーザウルスには意外な裏技があるため、どこかにバージョン表示のための真の技が隠されているのかもしれません。
1997/09/04補足
このバージョン表示に関しては半分正解、半分不正解であることが今回配布されたパワーザウルスアップデートプログラムの内容からわかります。
今回はA,Bエリアのアップデートですが、この画面から推測すると、パワザウ内部は複数のエリアに分かれておりそれぞれにバージョンがあるようです。
1998/06/20補足
さらに補足するとサービスダイアグの2/8に見られるようにザウルス内部は複数のROM領域が存在し、それぞれにバージョンが存在するようです。
表に出るのはどうも「ユーザーFLASH」と呼ばれる領域のもののようです。
1999/09/30補足
ザウルスのバージョンはROMバージョンとパッチバージョンで管理されるようです。
ROMバージョン1でパッチが0Aなどとなり、このパッチバージョンがメモリ管理におけるバージョンとなるようです。
■御利益
たぶんここに表示されるバージョンはメジャーバージョン(Ver3.1の時の 3 がメジャー 1 がマイナー)だと思うのですが、購入したら即座に表示してみて新しいバージョンになっていないか確認してみましょう。
「10」はファーストロットのバージョンなのでこれ以上の数字が表示されるならバグ等が少なくなった?パワーザウルスだと思います。
また、修理に出すとこっそりとバージョンアップされていることがありますんので確認してみましょう。(私の場合はカラーザウルスですが、「17」だったものが修理に出したら「20」に変わっていたことがあります)
■余談
バージョンが上がるのは一見良いことのように思えますが、カラーザウルスで「20」に変わって以降、内部ROMであるドライブS4:、S5:が読み出せないという問題が生じるようになりました。
非公然障壁と名付けていますが、メーカーの自衛策なのでしょう。
このドライブには音などのリソース、オープニング画面画像、ENGINEER.JPGなる開発者の画像などが収録されていて結構楽しめる内容でした。
パワーザウルスにもOPENING.ZPMという標準オープニングの他にOPENIN2.ZPM、OPENIN3.ZPMなどの画像が登録されています。