■本家の裏技(^^;
この裏技は本来ビジネスザウルス向けに提供されている"SYSTPREF.TXT"を使った技です。
シャープさん純正の「本家裏技」として活用しましょう。
->実は他にも利用方法がありました(98/10/16)
■ビジネスザウルス向けとされている"SYSTPREF.TXT"
ビジネスザウルスはその利用形態に合わせて「業務キー」というユーザー定義可能なキーが存在します。
また、業務専用とするためには電源オン直後に実行されるアプリケーションの設定できることが必要とされます。
"SYSTPREF.TXT"はこれらの設定を行うために用意されています。
->SYSTPREF.TXTに関しては SZABサポート のページにある「ビジネスザウルスのカスタマイズ資料」に詳細な説明があります。
■SYSTPREF.TXTの簡単な使い方
詳しい使い方は上記資料に記述があります。
注意:危険度の低い裏技ですが、試す前に一応全データバックアップを取って下さい。 |
◆指定アプリ起動の例
1.SYSTPREF.TXTの編集
注:SYSTPREF.TXTは標準では存在しません。 エディタなどで新規作成して下さい。
電源を入れたときに最初に実行されるアプリケーションを指定します。
ザウルス内部機能の他、MOREソフトなども起動アプリとして指定することができます。
SYSTPREF.TXTに記述するパラメータ([SYST]以下のものをMOREソフトのエディタを使って入力して下さい)
CLCKは内部機能の「時計」です。
[SYST] Version=1.0 DefStartApl=ZFUT,255 |
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エディタによる入力の例 |
2.簡易リセット
上記ファイルを保存して、簡易リセット(電池蓋ロック->解除->ロック)を行います。
簡易リセットの方法 電池蓋のロックを「解除」してから再度「ロック」します。 |
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時刻合わせ画面 簡易リセットを行うと時刻合わせ画面が表示されます。 時刻が間違ってなければ「確認」にタッチします。 |
これ以降、指定したアプリが電源オンで常に最初に表示されるようになります。
起動した時計 時計の裏側にある画面はオープニング画面です。 時計の左上の「閉じる」ボタンにタッチすれば通常機能の画面が表示されます。 ただし、表示される画面は電源を切る前の画面とは異なっている場合があります。 |
◆起動アプリを切り替える方法
SYSTPREF.TXTの"DefStartApl"を書き換えた後で簡易リセットを実行します。
◆SYSTPREF.TXTの解除方法
解除する場合は "DefAppStart="の行の先頭に "#"をつけます。(コメントアウト)
"#DefStartApl="とすれば起動が無効になります。または、SYSTPREF.TXTを削除します。
この設定をしてから簡易リセットを行えば通常の起動になります。
■応用技:カラーポケットの基本インデックススキップ
SYSTPREF.TXTを使うとカラーポケットの基本インデックスをスキップできることができます。
SYSTPREF.TXTというファイルは自然界には存在しないもの(^^; と思っていたのですが、パワーザウルス2(MI-610)向けのMOREソフト「赤外線公衆電話対応」を利用すると生成されることがわかりました。
[SYST]
Version=1.0
IrModemEnable=Offこのような内容で作成されます。
"IrModemEnable=On/Off"のような記述で光通信と内蔵モデムを切り替えることができます。(MOREソフトで書き換えてくれる)
この時は簡易リセットしなくても切り替えができます。
■裏技の宝庫となるか? SYSTPREF.TXT
SYSTPREF.TXTは内部機能の切り替えを行うための設定ファイルとして認識されるようなので、これを使った裏技がもっと他にもあるような気がします。