■MI-C1ベースのアイゲッティ

MI-P10はアイゲッティと名付けられていますが、ベースはMI-C1です。

MI-C1のハードにアイゲッティのデザインセンスを取り入れて縦型表示可能なビューアを搭載したのがMI-P10です。

MI-P10
MI-C1を専用クレードルにセット
透明なスライドケースが売り


■特徴

最大の特徴が「縦持ち方向で利用可能なデータビューア」です。

MI-P10のニュースリリースを見ると「縦横表示可能」とありますが縦持ち方向で表示可能なのは専用データビューアに限られ、アドレス帳やスケジュール機能他、標準の機能は縦持ち表示には対応していません。

通常機能、各種MOREソフトは従来通りの横持ち画面だけ対応です。

縦方向
縦持ち表示できるのはこのビューアだけ

この点は留意しておく必要があります。


■改善されたリンクソフト

従来のザウルスパワーコネクションはメール関連機能がOutlook97/98/2000間でしか機能せず、その方向も未読メールのみ、未送信メールのみと中途半端な状況でした。

MI-P10用として発表されたザウルスパワーコネクションはメール関連部分が大きく改善され、対象メールソフトもOutlookだけでなくOutlook ExpressやEudraも対象となっています。

電子メール
(受信)
<==> Microsoft Outlook2000/98/97(Outlookの受信メールをザウルスに送信)
<==> Microsoft Outlook Express5/4(Expressの受信メールをザウルスに送信)
<==  Eudora Pro4.2/3.05(Eudora Proの受信メールをザウルスに送信)
電子メール
(送信)
 ==> Microsoft Outlook2000/98/97(ザウルスの送信メールをパソコンに受信)
 ==> Microsoft Outlook Express5/4(ザウルスの未送信メールをパソコンに受信)
 ==> Eudora Pro4.2/3.05(ザウルスの未送信メールをパソコンに受信)

また、これまでWindows 95/98しか動作対象OSとされていませんでしたが、MI-P10のものはWindows 2000にも対応しているとなっています。

ソフト面に関してはMI-P10ユーザーだけでなく従来機種ユーザーにメリットがあります。


■その他

MI-P10はポストマガジン発行ツールが標準搭載されており発行が即出来るようになっています。

発行ツールは「イメージ」「まんが」「テキスト」の3ツールから構成され、自動的にメール添付データとなって送信まで実行されます。


■購入後の情報

ハードウェア

ソフトウェア


この下は発売前に取材したものです。

■発売前の情報

ニュースリリースとざうまが独自取材の情報からMI-P10を解説します。

本体

コンパクトボディーに機能を満載。
縦方向での利用しやすさを重視。

クレードル

縦方向設置型のクレードルです。
まだまだ改善の余地があります。

画面

縦方向関係だけピックアップしてみました。

パンフレット表(402KB) 1240x1754ドット

パンフレット裏(574KB) 1240X1754ドット


◆現在利用可能なコンテンツ (2003/10/16現在)

MI-P10会議室 MI-P10情報などの交換など
MI-P10オーナーズ MI-P10買ったよ情報など
予約/購入価格掲示板 新型の予約価格情報、購入価格情報、販売価格情報などを投稿して下さい。

◆予定コンテンツ

これぐらいかな?

発売前に先行して準備して行きます。


◆役目を終えた会議室など

新型ここをチェック 新型ザウルスを取材する予定があります。 ここが知りたいなどがありましたらこちらへ発言して下さい。 取材時にチェックを入れてきます。
新型速報室 新型取材後に画像などをアップデートします。

以下は発売前の情報です。

■そろそろだな

ザウルスの発売日に規則性は無いのですが、4月頃、7月頃、12月頃といった新入社/新入学の時期かボーナスシーズンを狙った時期が多いようです。

ザウルスの最新機種はMI-C1です。 発売は1999年12月19日なので既に半年が経過しています。

そろそろ新型が出てもおかしくないでしょう。

6月27日にMI-P10が発表されました。

ざうまがでは恒例の新機種集中フォロー体制をとり、新型ザウルスの速報、詳報、分析などを行う予定です。


■現時点で分かっていること

・新型は2機種あるらしい

これは従来のザウルス路線を継承するものと、異種格闘技路線のものがあるようです。

1.ザウルス路線を継承するもの

1.MI-C1ベースのモノクロマシン(標準アプリはMI-C1タイプ)
2.型番はまだ不明 MI-P10
3.縦横どちらでも使える 縦方向で使えるのはビューアだけ限定
4.デザイン的にはシャープ製携帯電話J-SH03/スーパードッチーモSH821i的
5.印象としてはPalmの新型を思わせる シャープ製ラジカセやMDのデザイン的です
6.色はシルバー/ネイビーのツートンカラー
7.ボタンは3ボタン+スクロールボタン
8.クレードルは別売(1万円程度)
9.MP3プレーヤー環境は内蔵されない(CE-AP1が必要)
10.乗り換え案内はインストールされない。
11.価格は店頭で4万円台(実売で4万円を切ることが目標)

電池に関してはリチウムイオン充電池らしいです。 電池はMI-C1のようなMD流用ではなく「別の機械」から引っ張ってくるとか(^^? 多分スーパードッチーモ821iやJ-SH03の電池

2.異種格闘技路線

これは「ザウルスだけど、ザウルス的に使わない可能性のあるもの」ものとか。

細かい仕様はまだよくわかりませんが、辞書機能を辞スパ相当にしたJapaneseなザウルスとなる模様。

噂ではアイゲッティベース+辞スパ内蔵。

・ターゲットは「非ザウルスユーザー」

従来路線の新型は現在のザウルスユーザーからすると魅力に欠けるものと思われますが、これまでザウルスを知らなかった層にとっては素晴らしいものと見えるかも。

MI-C1をモノクロにするとMI-C1ユーザーは当然パス、MI-310ユーザーもパス、MI-506ユーザーは買い換え時だけどMI-C1が安くなっているので新型モノクロマシンはパス気味、MI-610ユーザーもあと1回待ち、MI-100系やPIシリーズユーザーなら「買い」かも。

ざうら〜にとっては買いたい度が低めですが、非ざうら〜にとっては買いたい度が高くなる機種かも。