■初代GENIO
GENIOというネーミングは今から3年ほど前に東芝が発売したDDIポケット向けPHS一体型PDAに初めて付けられました。
OSとしてGEOWORKSを採用するなど野心的な製品でしたが、極端なメモリ不足が発生し搭載されている機能を満足に利用することができなかったり、PDA一体型としたため電話機としては大柄なものとなり、利用しづらいものがありました。
旧 GENIO私がビジネスショウなどで見たときの印象は「遊び心のあるPDAだ」です。
MI-E1になってザウルスでも通信接続時のアニメーション表示など「今何をしているか」がアイコンの動きで分かるようになりましたが、GENIOでは各機能で動作状況を表すアニメーション表示がありました。
メール送信時のアニメなどが結構面白くて眺めていた思い出があります。
結果的にGENIOはそれほどヒットせず、市場から消えて行きました。
GENIOの筐体を使った違った端末もあったはずですが、こちらもそれほど注目されぬままに消えました。(名前が思い出せない)
■GENIO-e
GENIO-eは初代GENIOと全く関連性がありません。
マイクロソフトのWindows CEをベースとするPocketPC仕様となっています。
特徴としては「フロントライト付き反射型液晶 240x320ドット 65536色」、「CF Type2/SDダブルスロット」、「内蔵メモリ32MB」、「サウンドプレーヤー機能」などです。
Windows Media Playerも搭載されており、ビデオ再生などが可能となっています。
気になる点はバッテリ内蔵型ということ。
満充電状態でフロントライトオフ時にスケジュール表示で連続約8時間表示となっています。
バッテリ内蔵のため交換は出来ないので電池切れたらただの箱状態となります。
ザウルスは頑なにバッテリ交換ができるタイプを出し続けていますが、Palm系PDAやPocket PCなどは簡単には交換できない内蔵型のものが増えています。