■まると vs シャープの根幹にあるもの

多分それは個人対企業の対立軸です。

私はざうまがWebやメールマガジンのざうまが、各種会議室の運営を全て個人で行っており、ここからの利益などに期待しません。

ところがシャープさんはWebの運営などを無償で行うということが理解できないようで、まるとに対して企業対企業のような関係を求めているようです。

こういった企業対企業の面倒くささがいやでフリーで仕事している身にとっては大変に鬱陶しい話であり、それに反発するからまると vs シャープという構図ができるのです。

企業としてのシャープさんではなく、個人としてのシャープ社員の皆さんとは比較的友好的な関係が維持できているのですが、時としてそこに企業人の割り込みがあるとまるとは爆発しています(^^)/


■まるとWeb本格始動前

現在はざうまがWebとなっている本Webは元々はZauBASE on Internetという名称で私(まると)が作成していたZauBASEシリーズのインターネット上でのサポート拠点として開設しました。

1996年8月17日が一応の公開記念日なのですが、当時はまだNIFTY SERVE上のFZAURUSが主な拠点で、インターネット上でのソフト配布や情報公開は行っていませんでした。

NIFTY SERVEのFZAURUS/FENOTE(現FPDAJ)においては「まると」のハンドルネームで活発な発言をしており、大ヒットとなったZauBASE(通算で一万ダウンロードを超えた)シリーズのサポートなどをしながらパソ通を楽しんでいました。

その活動が認められたのかFZAURUSのボードオペ就任を要請され、当時は深く考えずに受諾してしまいました。

これがその後非常に鬱陶しい結果を招くのですが、当時はボードオペという地位が良いものに見えたことと、ボードオペの特権(FZAURUSにアクセスする場合はNIFTYの課金フリー、MI-506の貸与)に目が眩んだというか、ウブだったわけです(^^;

ボードオペは1年ぐらいやったのかな〜?

就任直後にはフォーラムにつきものといわれる誹謗中傷合戦に巻き込まれ、ちょっと悩まされましたが、それ以降は辞任するまではこまめなフォローをしてました。(シャープさんはやFZAURUSのシスオペは解任したと言っているが)

->FZAURUS問題

->FZAURUSの存在意義


■CE-KT5のトラブル

まるとWebも順調に構築が進み、ザウルス系サイトとしての評価もある程度高まり雑誌などにも取り上げられることが増え、ついには私自身がザウルス関連の記事執筆をするという状況になりました。

この時代が一番ザウルスに対して燃えていたように思えます。

その勢いで当時購入不可能と言われていたMOREソフト開発環境であるCE-KT5(ZAB)の購入経路を開拓し20万円以上も払って手に入れることができました。

この当時はMOREソフトを商業ベースに乗せるべく、私がかかわっているLifeMedhiaTechnologyでも開発に向けての人員配置等の体制を揃えていました。

その一方で、MOREソフトの可能性をザウルスユーザーに知らしめるべくWebでCE-KT5などの仕様を公開しながら将来誰でもMOREソフトを作ることができる時代を見越した開発へのヒント集も同時に構築に入りました。

しかしこういった情報公開はシャープさんのお気に召さなかったようで、クレームが付けられています。

->MOREソフトは誰のもの?

->MOREソフトコンテストについて思うこと


これと前後してFZAURUSのボードオペ辞任/解任騒動が勃発しています。

->ボードオペ辞任/解任騒動

->これが解任の原因か? シャープのユーザーサポート姿勢を批判した文章


■宿敵ザウルスプラザ

まるとWebでは99年3月末までこの世に存在したザウルスプラザを何度か糾弾しています。

その根本は「お前ら誰のためにWeb公開しているんだ!」です。

私のWebは私個人が運営し(LMTの仕事も多少入っているけど)、私が好きな話題だけ深く追求しても良いのですが、ザウルスプラザの存在理由は「ザウルスユーザーのため」の一言に尽きます。

また、ザウルスプラザは特にMIシリーズのために用意され、その運営の原資はザウルスユーザーがザウルスを購入した価格に含まれるわけです。(シャープさんがサービスで開いていたとは絶対に思えません)

そのザウルスプラザで公開されている情報が腐ったような代物なので、まるとWebでは総力をあげて各種調査を行いザウルスプラザのダメさ加減を世に知らしめたのです。

この調査は非常にインパクトのあったらしくモバイルやPC業界に属するメーカーのアクセス数が公開直後に急上昇しました。

ザウルスプラザは業界全体の笑い者となったわけです。

->腐ったリンク

薄々は知っていたのですが、ザウルスプラザを運営していたのはシャープさんではなく、FZAURUSを運営していた下請け会社でした。 担当者FZAURUSと重複しており、FZAURUSでの屈辱をザウルスプラザへの攻撃で晴らしていたということになるのかも(^^?

まあ、結果的に腐ったリンクはなくなりザウルスユーザーのためになったから良いのです。

->SST問題

今でこそ、まともになったSST(シャープスペースタウン)も、公開当初はFZAURUS、ザウルスプラザ並みにひどい場所でした。


・お客様にお知らせは?

もう一つシャープさんとザウルスプラザに常に投げかけていて、今もシャープスペースタウンに投げかける言葉として、「あんたらメール使えんのか?」というものがあります。

同義語として「情報知りたけりゃ見に来いだと! お前らが知らせろ」です。

PIシリーズの頃からシャープさんはザウルスの売り文句として「どこでもメールできる機能」をカタログ上だけでなく、広告、TVCM上で語っています。

ところが、未だかつてシャープさんからザウルスに関するメールなど受け取ったことはありません。

ザウルス内部ソフトのバージョンアップや新製品発表などの情報はシャープさんのWeb情報ではなくてユーザーが運営するWeb上のユーザーのクチコミ的発言によって初めて知ることになります。

私ら使っているザウルスって一体何?、なんでもかんでもザウルスじゃないからザウルスでメール受信しないとしてもパソコンでメール送受信があたりまえの時代なのに、なしてシャープさんはユーザーにお知らせメールの一本も出せないのでしょう?

そうやって度々Web上に論説を掲載するのですが、シャープさんはちっともやる気を起こしません。

->ザウルスのバグにおけるシャープの対応

->ユーザーサポートとは


■で、ざうまがが生まれました

メールで情報配信というのはそれほど難しいのかよ! と考えてめーリングリストなどの情報を集めていたところ、ふと自分が購読しているメールマガジンでできるじゃんと閃きました。

早速まぐまぐを調べてみると、まぐまぐは既にシステムとして完成しており、簡単に不特定多数への配信が可能となっています。

数号の試作を経て1999年1月1日にざうまがはスタートしました。

それ以来今日までざうまがは発刊し続けています。

個人でもできることが何故メーカーには出来ないのか? 

本当に謎なのですが、こういったチャレンジをしないことが私が法律的自己満足的アイクルーズのでたらめ路線に繋がっているような気がします。


■ざうまがにおけるまるとvsシャープ

実はざうまがは1回廃刊にしています。

これはちょっとした問題を引き起こしたためです。

しかし、その翌週にはざうまがFLASHとして復活しており、FLASHの方が本誌より過激な内容となって今に至っています。

とりあえず誌面に関することで謝っておきながら、その一方で平然と発刊を続けるこの方式を「噂の真相」がかつて右翼にいちゃもん付けられて同じようなことをしていたという故事にならい、噂の真相的妥協と呼んでいます(^^)/

まあ、個人発行のメールマガジンは新聞社や出版社と対等にはなれないしシャープさんもそのように扱ってくれないということが体験できて良かったのですが(^^;